公募研究
新学術領域研究(研究領域提案型)
マウス胎性16.5日胚の、雄生殖細胞におけるH19-ICR周辺領域の転写(3'側からの一方向転写の報告あり;EMBO J.31:606-615,2012)を詳細に検証したところ、他グループの報告とは異なり、両方向の転写が観察された。これらのうち、我々は新規である5'側からの転写を終結させる目的でpolyA-ノックインマウスを作成し、その精子におけるH19-ICRのメチル化刷り込みは正常に確立することを示した。したがって、少なくともH19-ICRの5'側からの転写は、精子におけるメチル化に必須ではないことが考えられた。さらに、我々が見いだした受精後刷り込みメチル化現象に必須の、内在H19-ICRの一部配列をCRISPR-Cas9法により欠損させたマウスを作成した。精子における刷り込みメチル化の解析の結果、同配列は生殖細胞における刷り込みメチル化には必須でないことが明らかとなった。
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (10件) (うち国際学会 2件) 備考 (6件)
Development
巻: 142 ページ: 3833-3844
10.1242/dev.126003
http://kt-b1-mac1.tara.tsukuba.ac.jp/~tanimotokeiji/Keijis/Welcome.html
http://www.tsukuba.ac.jp/attention-research/p201511171200.html
http://dev.biologists.org/content/142/22/e2203
http://www.tsukuba.ac.jp/wp-content/uploads/151116tanimoto1.pdf
http://www.tsukuba.ac.jp/en/news-list/p201511251031
http://www1.accsnet.ne.jp/~tanimoto/Keijis/Welcome.html