研究領域 | 上皮管腔組織の形成・維持と破綻における極性シグナル制御の分子基盤の確立 |
研究課題/領域番号 |
26112707
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
木岡 紀幸 京都大学, (連合)農学研究科(研究院), 准教授 (90234179)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
7,540千円 (直接経費: 5,800千円、間接経費: 1,740千円)
2015年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2014年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
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キーワード | 細胞外マトリックス / 嚢胞 / 管腔 / 乳腺上皮細胞 / 上皮細胞 / 管腔形成 |
研究実績の概要 |
上皮管腔組織形成および維持は、液性因子などの「化学的」な要因だけではなく、細胞外マトリックス(ECM)の硬さなどの「物理的」な要因によっても大きな影響を受けている。しかし、上皮管腔組織形成時にECMの硬さを感知するセンサーについてはほとんどわかっていない。我々は細胞とECMとの接着装置である接着斑に着目し、接着斑タンパク質であるビンキュリンとビネキシンの相互作用が繊維芽細胞におけるECMの硬さを感知するセンサーであることを明らかとしてきている。本研究では、昨年度に構築した乳腺上皮細胞株のin vitroの嚢胞管腔形成系を用い、ECMの硬さによる管腔形成調節へのアダプター型接着斑タンパク質ビンキュリンの関与について検討した。野生型乳腺上皮細胞では、形成される嚢胞と管腔の比がECMの硬さによって調節された。形成された嚢胞と管腔はラミニンの免疫染色により極性が観察できた。一方で、ビンキュリンの発現をノックアウトした細胞ではECMの硬さによる違いが見られなかった。このことから、ECMの硬さに応じた上皮細胞の形態形成にビンキュリンが関与していることが明らかとなった。
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現在までの達成度 (段落) |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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