公募研究
新学術領域研究(研究領域提案型)
マラリア原虫は核の他にアピコプラストとミトコンドリアに独自のゲノムを持つ。本研究領域において創出に成功したアピコプラスト(Api)ミューテーター(アピコプラストゲノムに高頻度で変異が発生するネズミマラリア原虫)をマラリア生物学の革新的ツールとして利用することが本申請課題の目標である。また、ミトコンドリア(Mit)ミューテーターを作成することも目的とする。2つのミューテーターによりオルガネラゲノムを加速進化させた場合の核ゲノムへの影響を調べる事により、本領域の最大の目的である「核-オルガネラ間のクロストーク」を実験的に検証する。本年度は、P. bergheiゲノムデーターベースからアピコプラストで機能することが推定される3’→5’ エキソヌクレアーゼ候補遺伝子をピックアップし、候補遺伝子のC末にGFPを付加したコンストラクトをP. bergheiに導入した。GFPのシグナルがApiへ移行することを確認した。組換え原虫をマウスを通して継代感染した後、アピコプラストゲノムをUltra-deep sequencingに供した。
27年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2016 その他
すべて 雑誌論文 (3件) (うち国際共著 2件、 査読あり 3件、 オープンアクセス 3件、 謝辞記載あり 2件) 学会発表 (2件) (うち招待講演 2件) 備考 (2件)
Expert Rev Anti Infect Ther.
巻: 14 号: 1 ページ: 125-135
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http://www.juntendo.ac.jp/news/20161116-01.html
http://www.amed.go.jp/news/release_20161116.html