研究領域 | こころの時間学 ―現在・過去・未来の起源を求めて― |
研究課題/領域番号 |
26119516
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
複合領域
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
水原 啓暁 京都大学, 情報学研究科, 講師 (30392137)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
10,400千円 (直接経費: 8,000千円、間接経費: 2,400千円)
2015年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2014年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
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キーワード | 時間学 / 脳波 / fMRI / 振動子 / 脳・神経 / コミュニケーション / 音声知覚 / 認知神経科学 / 神経振動子 / 神経回路 / 脳機能イメージング / 身体性 / 引き込み |
研究実績の概要 |
周期的脳活動の一つである脳波の神経振動子協調が,脳内の動的な神経ネットワーク形成を実現していることが指摘されている.この神経振動子協調は,脳内の情報伝達のみに留まらず,脳と脳の間の情報伝達,つまりコミュニケーションにおいても重要な戦略であるとして,近年,注目を集め始めている.例えば音声コミュニケーションにおいては,話者の発話のリズムと,音声聴取中の聞き手の脳内の神経振動子が位相協調することが報告されている.さらに,音声提示前の脳波位相によって聴取成績が変化することも示されており,この脳波位相が話者の音声発話タイミングの予測に関与しているものと考えられる.つまり,音声コミュニケーションにおいて適切な時間窓を実現する脳内メカニズムが,神経振動子の音声提示前後における位相協調であると考えられる.そこで本申請課題では,ヒトを対象とした脳波計測,および脳波と機能的MRIの同時計測を実施することで,脳波の位相に依存して音声聴取成績が変化することを示すとともに,そのときの皮質回路の音声提示前後の変化を検証することを目的とした. 本研究課題では,音声聴取課題遂行中の脳波計測を実施することで,音声提示前後の神経ネットワークの切り替えに関与している脳波成分を同定した.この脳波成分の発生に関連する脳部位の同定を目的として,音声聴取課題遂行中の脳波と機能的MRIの同時計測を実施した.その結果,音声提示前後の神経ネットワークとして, 音声の生成に関連する運動皮質の活動が明らかになった.この部位はミラーニューロンシステムと呼ばれる他者の運動を予測する部位であり,他者の運動予測を脳波の位相情報を用いて実施することにより,コミュニケーションの時間窓を調整していることが明らかになった.
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現在までの達成度 (段落) |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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