研究領域 | スパースモデリングの深化と高次元データ駆動科学の創成 |
研究課題/領域番号 |
26120508
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
複合領域
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
吉田 靖雄 東京大学, 物性研究所, 助教 (10589790)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
6,630千円 (直接経費: 5,100千円、間接経費: 1,530千円)
2015年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2014年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | 走査トンネル顕微鏡 / 準粒子干渉 / 圧縮センシング / 統計数理解析手法 / 物性物理 |
研究実績の概要 |
本年度は、主にAg(111)表面で行った準粒子干渉実験(QPI)の結果に対して、スパースモデリングの一手法である、圧縮センシングを適応した。この解析を通して、本質的な情報を得るためにどの程度のデータ量で測定する必要があるかを明らかにし、長時間測定が必要とされているQPI測定の大幅な時間短縮を目指した。具体的には、Ag(111)表面で得られた表面定在波のSTM像の二次元フーリエ変換で得られる、表面二次元電子のバンド構造に起因する円環を研究対象とした。まず、元のSTM像の解像度を等間隔及びランダムに下げつつ、LASSOと呼ばれる手法を用いて円環を復元し、どの程度の解像度まで同様の円環が再現されるかを調べた。その結果、等間隔に解像度を下げた場合には、エイリアシングと呼ばれるartifactが現れてしまう一方で、ランダムに解像度を下げた場合には、エイリアシングはなく、10分の1以下の解像度でも円環が再現されることを明らかにした。この結果は、少なくとも本研究で扱ったAg(111)のQPIに関しては、10分の1以下の測定時間でも通常の測定と同様な結果が得られることを示している。
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現在までの達成度 (段落) |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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