研究領域 | 予測と意思決定の脳内計算機構の解明による人間理解と応用 |
研究課題/領域番号 |
26120707
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
複合領域
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
松本 正幸 筑波大学, 医学医療系, 教授 (50577864)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
10,400千円 (直接経費: 8,000千円、間接経費: 2,400千円)
2015年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2014年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
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キーワード | 学習 / ドーパミンニューロン / 外側手綱核 / 前部帯状皮質 |
研究実績の概要 |
報酬を得る、罰を避けるための学習は、動物の行動にとって必須の能力である。本研究では、ドーパミンニューロンが伝達する「価値」と「salience」に関わる二つの信号が、動物の学習にどのような役割を果たしているのか明らかにすることを目的とする。 平成26年度までに、「価値信号」を伝達するドーパミンニューロンと強い連絡を持つ外側手綱核と前部帯状皮質の神経活動を記録し、それぞれの領域が学習に果たす役割を解析してきた。そして、外側手綱核が素早く嫌悪事象を検出するのに対して、前部帯状皮質は過去に生じた嫌悪刺激の記憶を保持するなど、学習にとって重要な信号伝達に関わることを明らかにした。平成27年度はこれらのデータを論文にまとめ、発表することができた。 また、サルの眼球運動系を対象に、神経路選択的な光遺伝学の手法を開発し、論文として発表した。この手法を用いることによって、たとえば、大脳基底核線条体に伝達されるドーパミン信号を人為的に操作することが可能となり、学習に対するドーパミン信号の役割を解析することができる。今後、この手法を用いて、「価値」と「salience」に関わる二つのドーパミン信号の役割に関する研究を推進していく。
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現在までの達成度 (段落) |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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