研究領域 | 予測と意思決定の脳内計算機構の解明による人間理解と応用 |
研究課題/領域番号 |
26120713
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
複合領域
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
溝口 博之 名古屋大学, 環境医学研究所, 助教 (70402568)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
10,530千円 (直接経費: 8,100千円、間接経費: 2,430千円)
2015年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2014年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
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キーワード | 意思決定 / 覚せい剤 / 島皮質 / DREADD / 報酬予測誤差 |
研究実績の概要 |
精神病患者にみられる意思決定(実行機能など)の障害は生体ホメオスタシスの制御機構の変化 (Science, 2007)、近い将来の快感に関連する扁桃体を含む衝動的神経回路と遠い将来に関係する思慮的な前頭葉皮質回路のアンバランス (Nat Neurosci, 2005) に基づくと提唱されているが、意思決定障害の研究は他の精神異常と比べて明らかに遅れている。それゆえ、この分野の小動物を用いた研究の発展は、意思決定異常時における脳内プロセスの解明に大きな研究成果を残し、さらには、精神疾患患者を対象とした臨床応用研究・治療などの方向性を明確に定めると期待できる。昨年度は、島皮質をDREADDテクノロジーで操作することで、意思決定・行動選択を操作出来ることを確認し、さらには、覚せい剤誘発意思決定障害について、計算論的手法を用いて、モデル化することができた。今年度は、意思決定における大脳基底核の直接路、間接路の役割について検討した。その結果、直接路をDREADDテクノロジーで活性化させると、リスク志向な意思決定を示すことが分かった。また、計算論的手法を用いて、その行動選択をモデル化したところ、その行動は探索的である可能性が示されたが、この点については詳細な検討が必要である。一方、間接路を活性化させても行動選択に影響はなかった。この点についても遺伝子の発現量やウイルスベクターの選択性による影響が大きいことから、詳細な検討が必要と考えている。
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現在までの達成度 (段落) |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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