成果取りまとめ
新学術領域研究(研究領域提案型)
本研究課題は平成24-28年度に推進した新学術領域研究「ユビキチンネオバイオロジー:拡大するタンパク質制御システム(ユビキチン制御)」の研究成果のとりまとめを目的とした。当該新学術領域ではユビキチン系が分解以外にも多様な様式でタンパク質機能を調節して多彩な生命現象の制御系として機能していることを明確とした。さらに、ユビキチン自身の翻訳後修飾(リン酸化・アセチル化)、や分岐ユビキチン鎖などの新たなユビキチン修飾を発見するなどの大きな功績があった。本研究課題ではそれらの成果のとりまとめを行った。1.領域終了シンポジウム:拡大するタンパク質5年間の研究期間中、当該新学術領域の班会議は日本のユビキチン研究の研究者を集結する研究発表会としての機能を果たしていた。本年度は班会議の代わりに平成30年1月18-20日に「ユビキチン研究会」を領域終了シンポジウムとして開催し、110名程度が参加した。2.ユビキチン研究情報窓口の維持:領域研究期間中は当該領域研究に参画した研究者が作製したユビキチン研究用の研究試料を領域内に限って共有していたが、領域終了後は研究コミュニティーに公開した。3.領域ホームページの維持:今後もユビキチン研究の意見交換の場として当該領域のホームページを維持するので、研究情報交換窓口、ユビキチン研究論文情報交換、ユビキチン研究会のアナウンスなどができるように同ホームページを改訂した。4.研究成果報告書:平成30年6月までに研究成果報告書を作成して、改訂した領域ホームページに記載する。
29年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2018 2017 その他
すべて 雑誌論文 (3件) (うち国際共著 3件、 査読あり 3件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (2件) (うち国際学会 2件、 招待講演 2件) 備考 (1件)
J. Clin. Invest.
巻: 128 号: 1 ページ: 517-530
10.1172/jci95410
Proc. Natl. Acad. Sci. USA.
巻: 114 号: 47 ページ: 10178-10186
10.1073/pnas.1713563114
Proc. Natl. Acad. Sci. USA
巻: 114 号: 32 ページ: 8574-8579
10.1073/pnas.1702615114
http://ubiquitin.jp