本領域は、機械工学分野と数学分野の研究者の有機的な連携に基づいて、最先端の数学を駆使した形状設計に対する新しい学理「形状設計数学」を提唱する。具体的には、機械工学分野に関する形状設計問題に対して、「ボトムアップ方式」、「トップダウン方式」、「ミドル・アップダウン方式」による形状設計モデリング手法を、数学と力学に立脚して開発することを研究の目的とする。これにより、数学を基軸とした形状設計モデリングの体系基盤を構築する。このような学理が構築できれば、形状の幾何学的特徴と各力学的特性の関係性に対する定量的評価が可能となるため、力学と数学に立脚しながら、真に革新的な機械製品やデバイスの形状設計が実現する。これにより、機械工学を中心とするものづくり関連分野に大きな変革をもたらす。
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