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2024 年度 審査結果の所見

共進化表現型創発:延長された表現型の分子機構解明

領域

研究領域 (略称)共進化表現型創発
研究課題/領域番号 24A303
研究種目

学術変革領域研究(A)

領域代表者 勝間 進  東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (20378863)
研究期間 (年度) 2024-04-01 – 2029-03-31
研究の概要

自然界では、ある生物の遺伝情報がその生物自身に適応的となるように、他種生物の表現型として発現する現象が普遍的にみられる。こうした「延長された表現型」は、細胞内共生や体内寄生など、 近接した生物同士の相互作用がもたらす共進化の帰結である。生物間相互作用による劇的な表現型の変容は、研究者のみならず一般の人々も注目する興味深い現象だが、具体的な機構については理解が進んでいない。本領域では「延長された表現型の分子機構」に焦点をあて、従来の生命科学研究からは到達しがたい、精妙かつ多様な表現型の制御機構や新規表現型の創出機構を解明する。その理解を通じて、「共進化分子発生生態学」領域の確立を目指す。

審査結果の所見の概要

細胞内共生や体内寄生などの内生生物が宿主の行動・形態などに影響を及ぼし操作する「延長された表現型」は、これまで現象としての理解にとどまっていたが、本研究領域は遺伝子・エフェクター分子の同定という目標達成、分子レベル理解を目指す点で新しく、生物学的に興味深い。昆虫を対象として行動操作・共生の研究をリードする実力者を核として、植物、脊椎動物・哺乳類までを広く展望する体制で取り組む構成となっている。領域名に掲げられる「共進化」が計画研究間で十分に共有され、有機的な連携のもとで「表現型創発」についての新概念がもたらされることが期待される。

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公開日: 2025-07-03  

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