国際活動支援班
新学術領域研究(研究領域提案型)
領域研究の推進と成果発信を目的とした海外研究者との交流活動を支援するために、主に3つの活動、国際共同研究の支援、海外研究機関の訪問支援、海外著名研究者の招聘を推進した。特に本領域特有のリソースであるncRNA遺伝子改変マウスに関する国際共同研究の支援、また若手研究者の国際研究機関への短期滞在を含めた国際活動支援を推進した。その結果、若手研究者を含めた領域班員による多数の国際共同研究が活発に行われ、34報もの国際共著論文に結びついた。
分子生物学
競争の激しいncRNA研究分野において、様々な本領域独自の高品質な研究成果を世界に向けて発信し、その結果それらが国際的に認知されるに至った。特にarcRNAを独立のタクソンとして提唱するに至ったことは、本領域の目指すネオタクソノミの実践成果として、国際的な学問分野にインパクトを与えた。その結果、我が国のRNA研究のプレゼンスの向上に大きく貢献した。また次世代を担う研究者の育成に重要な役割を果たすことができた。一方で本領域の成果は、国際的な一般社会における自然科学の基礎概念、医療技術、次世代の融合科学の発展に向けた多くの可能性を提示したと言える。