国際活動支援班
「人間本性(Human Nature)」の理解を可能とするニューロ・オシロロジーを創成することを目指して、以下のような国際共同研究を推進した。1、米国サウスアラバマ大学神経生理学のOlivier Darbin 博士が、2015年11月16日から2015年12月31日まで生理学研究所南部研究室に滞在し、霊長類モデル動物より神経活動を記録することにより、パーキンソン病の病態と治療法(feedback DBS)、とくに発振現象に注目した共同研究を行った。2、タイ王国マヒドン大学Tsui-chin Wang 博士が、2016年1月19日から2016年3月31日まで生理学研究所南部研究室に滞在し、げっ歯類モデル動物より神経活動を記録することにより、ジストニアの病態に関する共同研究を行った。3、米国Yale大のKristopher Kahle博士が、2016年3月9日から2016年3月13日まで、浜松医大の福田研究室に滞在し、オシレーション研究に関して共同研究打ち合わせを行った。4、ドイツJulich大学より伊藤淳司博士を、2016年2月20日から2016年2月26日まで、京都産業大学伊藤研に招聘し、動物実験データ、臨床データの数理学的解析、モデル化について討論を行った。5、京都大学池田班のメンバー小林勝哉を、2016年1月4日から1月17日に米国オハイオ州 Cleveland Clinic Epilepsy Center, Dileep Nair博士の研究室に、井内盛遠を、2016年3月9日から3月18日にドイツフライブルク大学およびイタリアCarlo Besta神経学研究所のMalco De Curtis博士の研究室に派遣した。
2: おおむね順調に進展している
4名を海外から招聘し(うち2名は長期)共同研究を行うとともに、2名を海外の研究室に派遣し共同研究打ち合わせを行うなど、国際共同研究が着実に進んでいる。
計画研究班を中心に、若手ポスドクの国際研究交流を促進し、国際共同研究を進める。また各研究班のポスドク雇用においては国際公募を行うことを視野に入れて研究体制を組む。具体的には、国際動向調査委員会(森田)の、オシレーションに関する国際的な研究動向の調査分析をもとにして、本領域の発展を目指して、南部領域代表がリーダーシップをとって領域研究の方向性を決め、若手育成・交流委員会(虫明)が助言しつつ、分野横断的なポスドク相互派遣や海外の研究者招聘を企画する。各研究班からボトムアップで生まれてくる国際共同研究や分野横断的な交流計画を、若手育成・交流委員会が建設的な助言を行いつつ、競争的に領域内資金配分を行うことで、限られた研究予算を効率的・効果的に運用して、最大の研究成果を達成するように努力する。
内定以降に各班に募集をかけたので、十分、応募が集まらなかった。
計画研究班を中心に、若手ポスドクの国際研究交流を促進し、国際共同研究を進める。また各研究班のポスドク雇用においては国際公募を行うことを視野に入れて研究体制を組む。
すべて 2016 2015 その他
すべて 国際共同研究 (6件) 雑誌論文 (26件) (うち国際共著 1件、 査読あり 25件、 オープンアクセス 12件、 謝辞記載あり 3件) 学会発表 (26件) (うち国際学会 9件、 招待講演 4件) 図書 (4件) 備考 (1件)
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