研究領域 | 生殖細胞のエピゲノムダイナミクスとその制御 |
研究課題/領域番号 |
15K21737
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
篠原 隆司 京都大学, 医学研究科, 教授 (30322770)
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研究分担者 |
伊川 正人 大阪大学, 微生物病研究所, 教授 (20304066)
小倉 淳郎 国立研究開発法人理化学研究所, バイオリソースセンター, 室長 (20194524)
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研究期間 (年度) |
2015-11-06 – 2018-03-31
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キーワード | 生殖細胞 |
研究実績の概要 |
昨年に開始した海外の研究者との5件の共同研究を継続すると共に、若手合宿でベストプレゼンテーター賞を受賞した若手研究者3名の海外派遣を行った。 共同研究は順調に行われており、来日した研究者が国内のシンポジウムにおいてプレゼンテーター賞を受賞したり、本領域の研究者のみならず、関連する他の新学術領域の研究者との議論を行った。特に関連する領域の学会においてプレナリーレクチャーを行うことで国内の研究者との密接な議論を行い、大きな反響があった。また海外共同研究者の研究室からのポストドクが日本に移籍したり、今回の共同研究を機に部局間学術交流協定(米国ベイラー医科大学・小分子スクリーニングセンターと大阪大学微生物病研究所)が締結されるなど当初予定していない成果を得ることができた。現段階で9名の計画研究者のうち8名が国際共著論文を上梓していることは特筆すべき成果である。 若手育成については、当初予定した若手合宿で選ばれた3名の研究者について海外の学会発表支援を行った。また昨年度の優秀論文選考により選ばれた論文の筆頭著者が海外の学会においてもベストプレゼンテーター賞を受賞するなどの予想外の成果もあったことからも、若手育成に順調に成果が挙がっていることが示唆される。また領域内での優秀論文選考についても計画研究者の投票により昨年と同様に2本の論文が対象となった。これらの成果はホームページにおいて紹介された。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
国際共同研究の結果として共著論文も既に発表されており、国際共著論文をもつ計画班メンバーがさらに増加したため。
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今後の研究の推進方策 |
共同研究においては既に論文発表もあったことから、現在進行している共同研究についてはこのまま継続し、領域終了までに計画研究者の全員が国際共著論文を発表できるように努力する。国際支援班の採択時の所見として「成果を領域全体で共有すること」とのコメントを頂いており、本年度来日する研究者が本領域に限らず、他の関連領域の研究者とも相互作用ができるように継続して旅費支援を行う。
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