国際活動支援班
篠原班にDirk de Rooij博士(蘭Utrecht大学)、柳町隆造博士(米Hawaii大学)が11月に来日し、霊長類精子幹細胞についての研究打ち合わせを行った。de Rooij博士は中間評価の際に他領域との連携が必要とされていたことを受け、配偶子班班員も含め研究打ち合わせを行った。両博士は11月の領域会議に参加し、de Rooij博士は最近行われているヒト精原細胞の動態解析について発表、柳町博士は生殖工学の未来展望ついて講演した。長野誠博士(加McGill大)は7月に来日し、ヒト精巣サンプルを用いた精子幹細胞表面抗原の同定について共同実験を行った。小倉班にPasqualino Loi博士(伊 Teramo大学)、Helena Fulka博士(捷克 Institute of Molecular Genetics)、Jeremy Swann 博士(独Max Planck Institute)の3名が来日した。Loi教授はヒストンープロタミン置換処理をした体細胞を用いた核移植クローニングの共同研究を行うため8月に来日、クローン産子の作出に成功した。またFulka博士は2017年4月より1年間滞在し、卵子 PIWI-piRNA 系の解析用のノックアウトハムスターの作出に成功した。Swann 博士は6月に来日、ヌードマウスの T細胞を用いたクローンマウスの作出に成功した。伊川班にMartin Matzuk教授(米ベイラー医大)、SungHee Baek教授(韓ソウル大)、Monika Ward教授(米Hawaii大)の3名が来日した。Matzuk教授は9月、1月の二度にわたり来日し、TCTE1が精子鞭毛運動に必要であるという共同研究成果を論文発表した。Baek教授とはPhf7のKOマウス作製と機能解析、Ward教授とはZfy1/Zfy2のDKOマウスの作出に成功している。
すべて 2017 その他
すべて 国際共同研究 (6件) 雑誌論文 (5件) (うち国際共著 5件、 査読あり 5件、 オープンアクセス 3件)
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