国際活動支援班
今日、国際宇宙ステーションで人類は半年を超える長期宇宙滞在が可能となった。月や火星への有人探査が次なる挑戦的課題とされ、宇宙居住がテーマの取組みが世界各国で始まっている。宇宙の極限環境で、生命はどこまで可塑性を持つのか?宇宙の非日常的極限ストレスは相乗的に作用?これらは長期宇宙滞在時に知っておくべき課題である。これら世界情勢と学術的背景の元、本領域では、宇宙の極限環境から、生命体が有する可塑性と破綻を科学する。可塑性は外的変化に対して生命が有する適応・修復・頑強さ等による恒常性であり、破綻はその恒常性を破壊する不可逆的なダメージである。我々は宇宙の極限環境リスクとして、無重力、閉鎖環境、宇宙放射線及び微生物環境リスクを重点的に取り上げる。学際的チームにより、分子・細胞レベルからヒトの高次制御まで統合的に理解し、これら要素の相互関連や複合的効果等、未知の領域に挑戦する。更に、得られた知見を、地上での超高齢化・高ストレス社会克服の方策として応用することを目指す。その中で、宇宙生命科学における国際的・学術的イニシアティブ実現と、それを担う人材を育てようとするものである。H27年度は、計画研究班代表者等の海外派遣が4名、海外の若手研究者招聘が1名(韓国)であり、国際共同研究の推進や海外ネットワーク開拓・強化を行った。H27年度に基金がついた当初から、総括班による打ち合わせを何度か行い、選考プロセス透明化と効率的運用を両立させる方法を確立した。それに時間がかかり、派遣、招聘計画がやや出遅れたものの、H28年度以降は、H28年4月に選定された公募班も含め早い機会に本基金の趣旨と内容を説明してスムーズに進めることができる。また、H28年度末に国際ワークショップを企画しており、国際的に研究をリードする海外研究者を多く招聘し、国際共同研究の推進や海外ネットワークの開拓・強化予定である。
2: おおむね順調に進展している
H27年度に基金がついた当初から、総括班による打ち合わせを何度か行い、選考プロセスの透明化を図りつつ、効率的な運用となるための派遣及び招聘候補の資格に関する決定及び各担当の詳細化を行った。その打ち合わせ、及び詳細化に時間がかかり、派遣、招聘計画がやや出遅れ、次年度以降の使用額が生じた。ただ、昨年度選考プロセスを明確にしたことによりH28年度以降は、H28年4月に選定された公募班も含め早い機会に本基金の趣旨と内容を説明してスムーズに進めることができる。また、H28年度末に国際ワークショップを企画していて、国際的に研究をリードする海外研究者を多く招聘し、国際共同研究の推進や海外ネットワークの開拓・強化につなげる予定のため、現状おおむね順調に進展していると考える。
H27年度に明確化した選考プロセスを用いてH28年度以降は、H28年4月に選定された公募班も含め早い機会に本基金の趣旨と内容を説明してスムーズに進めてゆく。また、H28年度末に国際ワークショップを企画していて、国際的に研究をリードする海外研究者を多く招聘し、国際共同研究の推進や海外ネットワークの開拓・強化につなげる。
H27年度に基金がついた当初から、総括班による打ち合わせを何度か行い、選考プロセスの透明化を図りつつ、効率的な運用となるための派遣及び招聘候補の資格に関する決定及び各担当の詳細化を行った。その打ち合わせ、及び詳細化に時間がかかり、派遣、招聘計画がやや出遅れ、次年度以降の使用額が生じた。
H27年度に選考プロセスを明確にしたことによりH28年度以降は、H28年4月に選定された公募班も含め早い機会に本基金の趣旨と内容を説明してスムーズに進めることができる。また、H28年度末に国際ワークショップを企画していて、国際的に研究をリードする海外研究者を多く招聘し、国際共同研究の推進や海外ネットワークの開拓・強化につなげる予定である。
すべて 2016 2015 その他
すべて 雑誌論文 (45件) (うち国際共著 15件、 査読あり 39件、 オープンアクセス 12件) 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件、 招待講演 1件) 図書 (11件) 備考 (1件)
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http://living-in-space.jp/