研究領域 | 共鳴誘導で革新するバイオイメージング |
研究課題/領域番号 |
15K21746
|
研究機関 | 国立研究開発法人理化学研究所 |
研究代表者 |
宮脇 敦史 国立研究開発法人理化学研究所, その他部局等, その他 (80251445)
|
研究分担者 |
今村 健志 愛媛大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (70264421)
松田 道行 京都大学, 生命科学研究科, 教授 (10199812)
|
研究期間 (年度) |
2015-11-06 – 2020-03-31
|
キーワード | バイオイメージング / 画像処理 / ワークショップ / シンポジウム |
研究実績の概要 |
国内外の若手研究者達の意見交換の場を設けるため、3月に国際シンポジウム(@熱海)を行った。海外で活躍する若手研究者2名、Dr. Nam Young Kang (National University of Singapore)、Dr. Evan Miller (UC Berkeley) を招待した。Dr. Kangからは、組織幹細胞を蛍光化合物で特異的に標識する技術、Dr. Millerからは、膜電位を高感度、低侵襲的に可視化する技術について講演をしてもらった。国内からは各計画班の若手研究員が研究成果について発表を行った。宮脇班はレチノイン酸プローブの技術について、神谷班は超解像イメージングのための技術について、根本班はレーザー光技術を用いた新規バイオイメージング技術と偏光(偏向)レーザービームを用いたイメージングにおける解像度向上技術について、横田班はクラウド型情報処理システム技術とX線、ニュートロン、近赤外線によるCTイメージング技術について、今村班はがん転移研究のがんモデルメダカの開発とイメージング応用について、曽我班はSBWにおけるバイオフォトにクス技術について講演した。海外からの招待講演者からは多くの質問や意見があり、活発な議論の場になった。 講演会と平行し、ポスター発表も行った。口頭発表をしなかった研究者も、活発に互いに議論し合い、今後の研究に資する情報交換を行うことができた。 技術講習のワークショップ等で必要なiQIM-SPF-P2解析システムを導入した。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
海外で活躍する若手研究者Dr. Hee Won Yang (Stanford大学)、Dr. Nam Young Kang (National University of Singapore)、Dr. Evan Miller (UC Berkeley) を招待して、当初の計画通り国際シンポジウムを開催した。Dr. Yangからは、低分子Gタンパク質活性化の時空間パターンおよび細胞周期とストレスとの相互関係について、Dr. Kangからは、組織幹細胞を蛍光化合物で特異的に標識する技術、Dr. Millerからは、膜電位を高感度、低侵襲的に可視化する技術について講演をしてもらった。いずれも、当班員の研究プロジェクトに役立つ情報を多く提供してくれた。
|
今後の研究の推進方策 |
若手研究員の海外派遣や国際ワークショップを積極的に進めていく。 平成28年6月にドイツで開催されるMBL Courseに若手研究者を派遣し、Bioimage Data Analysisの技術習得を図る。また海外研究者との交流を図る。 平成28年度は愛媛大学が中心になって国際ワークショップを行う予定である。
|
次年度使用額が生じた理由 |
H27年度に立ち上げた英語版HPについて、特にイメージングに重要な画像データやムービーを高度化する。
|
次年度使用額の使用計画 |
HPのバージョンアップを行う。
|