研究領域 | 共鳴誘導で革新するバイオイメージング |
研究課題/領域番号 |
15K21746
|
研究機関 | 国立研究開発法人理化学研究所 |
研究代表者 |
宮脇 敦史 国立研究開発法人理化学研究所, 脳科学総合研究センター, チームリーダー (80251445)
|
研究分担者 |
今村 健志 愛媛大学, 医学系研究科, 教授 (70264421)
松田 道行 京都大学, 生命科学研究科, 教授 (10199812)
|
研究期間 (年度) |
2015-11-06 – 2020-03-31
|
キーワード | バイオイメージング / FRET / 顕微鏡技術 / 画像解析 |
研究実績の概要 |
2017年11月1日-11月2日に、台湾Academia Sinicaにて、"Taiwan-Japan Joint Meeting on Bioimaging for Young Researchers (日台合同若手研究者のためのバイオイメージング会議) "を開催した。本会議は、Academia Sinica、科研費新学術領域「ResonanceBio」および理研理事長ファンド「4DCell」の各グループに所属する若手研究者(若手PIを含む)の協力のもと、若手研究者の「国際感覚の育成」と「国際連携の構築」を目的として開催された。 レゾナンスバイオからはゲストスピーカー2名と計画班長を含む25名が参加した。ゲストスピーカーには、外観検査アルゴリズムコンテスト2016でレゾンナスバイオ賞を受賞したみずほ情報総研株式会社 橋本大樹氏が含まれた。4DCellからは中野明彦代表(理研)を含む25名が参加。台湾側からはLattice Light-Sheet Microscopyの開発に携わったDr. Bi-Chang Chenをはじめ、50名以上が参加した。全体の参加者は約100名であった。ポスター会場や食堂では、分子をデザインする研究者と光をコントロールする研究者を含む集団が多く形成され、活発な意見交換が行われた。会議後も、様々なレベルで交流が継続しており、より本格的な国際連携が期待される。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
<若手育成・共催・連携推進>2017年度においては、若手研究者が中心になり、国際連携の推進を行った。実際に、台湾Academi Sinicaで開催した日台合同若手の会以降、3グループ間の交流が行われている。本会議に参加したAcademia SinicaのDr. Bi-Chang ChenとDr. Peillin Chenは、2018年夏以降に来日し、本領域主催で顕微鏡講習会を行う予定である。本領域はまた2018年秋に、沖縄大学院大学で国際若手の会を開催し、若手研究者の育成と国際連携の推進を図る。 <情報発信>台湾若手の会開催にあたって、本領域のウェブサイトを活用した。本領域のコンセプトおよび成果を広く海外に知ってもらうために、英文サイトを充実させた。
|
今後の研究の推進方策 |
<若手育成・共催>2018年秋に沖縄科学技術大学院大学(OIST)にて、国際若手の会を開催する。本会議には、2017年度に共同開催したAcademia Sinicaからも参加者を募る予定である。前回ポスター賞を獲得した若手研究者を講演に招待することも検討している。また、先端バイオイメージング支援プラットフォーム(ABiS)、OISTと共催し、最終日には合同シンポジウムを開催する。 <連携推進>海外から研究者を招聘し、Forum開催、情報交換等を行う。 <情報発信>ホームページの内容を充実し、世界規模の情報発信を行う。 統括班の活動と併せて、理化学研究所 櫻井紘子が運営補助、ウェブサイトの管理、アウトリーチ等を引き続き担当する。
|
次年度使用額が生じた理由 |
<理由>国際若手の会の企画に際して、計画よりも経費を相当額抑えることとなった。 海外研究者を招聘しForum開催を予定していたが、日程調整が折り合わず開催が見送られたためである。 <使用計画>国際若手の会@沖縄大学院大学の開催にあたり、現在のところ、大学内の宿泊施設を使用できないことが判明している。それに伴い、外部宿泊施設の利用、送迎バスの手配等が必須となった。その分開催経費が前回よりも大幅に増える見込みとなっている。
|