研究領域 | 共鳴誘導で革新するバイオイメージング |
研究課題/領域番号 |
15K21746
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研究機関 | 国立研究開発法人理化学研究所 |
研究代表者 |
宮脇 敦史 国立研究開発法人理化学研究所, 脳神経科学研究センター, チームリーダー (80251445)
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研究分担者 |
今村 健志 愛媛大学, 医学系研究科, 教授 (70264421)
松田 道行 京都大学, 生命科学研究科, 教授 (10199812)
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研究期間 (年度) |
2015-11-06 – 2021-03-31
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キーワード | バイオイメージング / FRET / 顕微鏡技術 / ケミカルバイオロジー / 画像処理 |
研究実績の概要 |
5月に、科研費新学術領域「レゾナンスバイオ」(代表:理研 宮脇敦史)、新学術領域「植物新種誕生の原理」(代表:名古屋大学 東山哲也)、EMBO Practical Course “Functional live imaging of plants” (代表:名古屋大学:東山哲、Universitaet Heidelberg:Alexis Maizel、Heinrich-Heine-Universitaet Duesseldorf:Ruediger Simon)が主催し、3グループの若手研究者が一堂に集まり、科学議論を行った。主な目的は、1)若手研究者たちの国際感覚の育成、2)現行プロジェクトおよび将来の研究に資する関係構築である。また、ミーティング前日に基礎生物学研究所、生理学研究所、分子科学研究所の研究室見学を行い、自然科学研究機構3研究所の研究者たちと意見交換の機会を持った。 科研費新学術領域「レゾナンスバイオ」は最終年度を迎え、集大成として、10月にResonance Bio International Symposiumを開催した。5年間の領域の成果報告を行うとともに、バイオイメージング分野の最先端で活躍する9名の研究者を海外から招聘し、講演会を開催した。また、産学の交流の場とするため、学術だけでなく産業界にも本シンポジウムを周知した。会期3日間で、参加者は333名であった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
<若手育成>本年度に開催した国際若手の会は、他領域(新学術領域「植物新種誕生の原理」(代表:名古屋大学 東山哲也))とドイツの研究機関EMBOと共催することができた。過去2年間はアジアを中心とした若手研究者との交流が主であったが、今回はヨーロッパ各国から集まった若手研究者が参加し、より多様性のある会にすることができた。 <シンポジウム>Resonance Bio International Symposiumを開催し、Jin Zhang(UC San Diego)、Ilia V. Yampolsky(Russian Academy of Sciences)、Hisataka Kobayashi(NIH)、Joachim Goedhard(University of Amsterdam)、Scott E. Fraser(University of Southern California)、Paul Kubes(University of Calgary)、Won Do Heo(KAIST)、Robert E. Campbell(University of Alberta)Jared E. Toettcher(Princeton University)9名を招聘した。講演だけでなく、ポスター賞選定委員としても携わってもらった。3日間の会期中、班員との活発な意見交換が行われ今後の研究連携への発展が期待される。
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今後の研究の推進方策 |
本領域に関係する国際会議などで先端研究の情報収集をする。また本領域の成果を学会などで広く周知し、今後の研究連携の推進を図っていく。領域の成果周知のため、ウェブサイトへの成果更新も引き続き行う。社会情勢を鑑みながら、可能であれば、勢いのある研究者を招聘し、講演会やフォーラムを開催する予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
今年度冬に、フォーラムをいくつか開催する予定であったが、講演者とのスケール調整が難航し、開催が適わなかった。次年度、社会情勢を鑑みながら、可能であれば、関連分野の勢いのある研究者を招聘し、講演会やフォーラムを開催する予定である。または、国際学会等に参加し、本領域の成果を周知する。さらに、領域ウェブサイト上の成果報告欄の更新を継続して行う。
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