国際活動支援班
本研究の目的は、広大なアジア諸国において領域メンバーが展開する国際的な研究活動を効率的に支援し、パレオアジア文化史学の推進に貢献することにある。本年度は、計画研究各班が実施する野外調査を支援したほか、総括班と共同で国内における国際会議を開催、さらには国外においても複数の領域の特別セッションを主催するなどもおこなった。おもな実績は次のとおりである。(1)日本人海外学術情報の集積と発信。領域内研究者が実施しているアジア関連現地調査情報を収集、整理し、ホームページにてそれらを発信した。(2)国際的共同研究体制の推進。領域各分野で総計海外約10数機関に所属する研究者との共同研究を進めた。ウズベキスタン、アゼルバイジャン、パキスタンなどへは研究者を派遣し、計画研究の野外調査を支援した。(3)研究者コミュニティへの発信。領域の成果のビジビリティを高め、新たな現地共同研究を開拓するため、関係する海外機関、研究者全36ヶ国、約400件を搭載するデータベースを作成した。(4)研究者の相互交流。若手研究者をドイツに2ヶ月派遣し、有機質遺物の同位体分析の分析手法についての共同研究を実施させた。その成果は領域で収集した遺物分析に活用される。(5)ロシア、オーストラリアなどの海外研究者を招聘した国際会議を主催した。また、マベトナムで開催されたインド太平洋考古学会議、およびマレーシアで開催された世界狩猟民会議において領域のセッションを主催した。
1: 当初の計画以上に進展している
国際連携研究の基盤形成は整っており、実質的な共同研究、成果発表、領域主催の国際会議を複数開催するなどの段階にいたっているため。
研究成果、実施状況の国際発信は随時、メイル、ホームページなどでおこなってきたが、初年度の計画研究各班の報告書がでそろう4月以降、海外連絡網を用いてさらに発信を続ける。
領域全体の国際会議を開催するための経費を計上していたが、同会議は総括班との共催としたため経費負担が軽減され若干の残が生じた。この経費は次年度5月に計画する国際会議研究集会の開催費にあてる。
すべて 2019 2018 その他
すべて 国際共同研究 (6件) 雑誌論文 (20件) (うち国際共著 8件、 査読あり 11件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (91件) (うち国際学会 44件、 招待講演 9件) 図書 (16件) 備考 (4件) 学会・シンポジウム開催 (2件)
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