研究領域 | 脳構築における発生時計と場の連携 |
研究課題/領域番号 |
16K21729
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
影山 龍一郎 京都大学, ウイルス・再生医科学研究所, 教授 (80224369)
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研究分担者 |
仲嶋 一範 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (90280734)
見学 美根子 京都大学, 高等研究院, 教授 (10303801)
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研究期間 (年度) |
2016-06-30 – 2021-03-31
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キーワード | 神経発生 / 発生時計 / 神経幹細胞 / 細胞外環境 / 大脳構築 |
研究実績の概要 |
国際的共同研究の推進を図るため、英語版ホームページを立ち上げ、海外に向けて随時情報発信を行った。また、国際共同研究推進および海外でのプレゼンスを高めるため、国際若手研究者ワークショップを京都で3月19日~22日に合宿形式で開催した。この国際若手研究者ワークショップでは、海外トップ研究者に依頼して、そこの研究室に所属のシニアポスドク、あるいはそこ出身で独立したばかりのAssistant Professorを推薦してもらった。また、班員が直接知っている若手トップ研究者も招待した。その結果、米国やヨーロッパから合計10名の若手研究者に招待講演をしてもらった。それに加えて、計画班および公募班の若手研究者から合計29演題の口頭発表と21演題のポスター発表があり、活発な討論が行われた。さらに、ワークショップの後半では、良い研究をするには何をすれば良いのか、独立研究者になるまでの経験談やどのような準備を行ったのかといった、普段の学会では聞かれないような内容についてパネルディスカッションを行った。深夜まで議論を深め、お互いの研究に大きな示唆を与えたり、共同研究の推進に貢献した。日本側の若手研究者からはレベルの高い研究発表がなされ、海外若手研究者にも大きな感銘を与えたようで、海外での日本人研究者のプレゼンスを高めるのに大きな貢献をした。 上記以外には、2018年5月に奈良で国際神経発生学会が開催されるので、海外に向けた情報発信を行うため、積極的に学会運営・準備に参加するとともに、班員の発表を依頼した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
当初予定していた国際若手研究者ワークショップを繰り上げてH29年度中に京都で開催した。海外のトップレベルの若手研究者10名を招待するとともに、計画班および公募班の若手研究者から合計29演題の口頭発表と21演題のポスター発表を行い、深夜まで活発な討論を繰り広げた。お互いの研究に大きな示唆を与えたり、共同研究の推進に貢献した。また、良い研究をするには何をすれば良いのか、独立研究者になるまでの経験談やどのような準備を行ったのかといった、普段の学会では聞かれないような内容についてパネルディスカッションを行い、日本側研究者にとって大きな刺激となった。日本側の若手研究者からはレベルの高い研究発表がなされ、海外若手研究者にも大きな感銘を与えたようで、海外での日本人研究者のプレゼンスを高めるのに大きな貢献をした。
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今後の研究の推進方策 |
国際共同研究推進のため、若手研究者を海外の著名研究室に派遣するとともに、海外著名研究室から若手研究者を受け入れる。2018年5月に奈良で開催される国際神経発生学会に積極的に参加し、海外に向けて情報発信を図る。また、海外からの著名研究者によるセミナーを随時開催する。
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次年度使用額が生じた理由 |
(理由) 3月に京都で開催した国際若手研究者ワークショップの費用が予想よりもかなり節約できたこと、当初予定されていた国際共同研究への派遣が延期になったことによる。 (使用計画) 延期になった国際共同研究への派遣や国際学会での発表等の支援に充てる。
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