研究領域 | 脳構築における発生時計と場の連携 |
研究課題/領域番号 |
16K21729
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
影山 龍一郎 京都大学, ウイルス・再生医科学研究所, 教授 (80224369)
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研究分担者 |
仲嶋 一範 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (90280734)
見学 美根子 京都大学, 高等研究院, 教授 (10303801)
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研究期間 (年度) |
2016-06-30 – 2021-03-31
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キーワード | 神経発生 / 発生時計 / 神経幹細胞 / 細胞外環境 / 大脳構築 |
研究実績の概要 |
国際的共同研究の推進を図るため、英語版ホームページを立ち上げ、海外に向けて随時、情報発信を行った。2019年9月に韓国・大邱で開催された国際脳研究機構・第10回世界大会(IBRO 2019)において積極的に学会運営・準備に参加するとともに、班員の発表を依頼・支援した。特に、班員の後藤由季子はkeynote speakerを務め、班員の花嶋かりなは本新学術領域の支援によるシンポジウムをオーガナイズし、花嶋および班員の松崎文雄が最新成果を発表した。また、研究協力者である韓国脳研究所の小曽戸陽一もシンポジウムをオーガナイズし、小曽戸と班員の見学美根子が最新成果を発表した。別のシンポジウムでは影山龍一郎が招待講演を行なった。また、新潟で開催された第42回日本神経科学大会・第62回日本神経化学会大会(Neuro2019)では、班員の丸山千秋が本新学術領域協賛のシンポジウムをオーガナイズし、海外著名研究者を招待したが、この必要経費を本領域から支援した。班員の丸山千秋は、別途、東京において本領域共催の国際シンポジウム「20th TMIMS International Symposium: Principles of Neocortical Development and Evolution」を開催したが、そこでは多くの日本人若手研究者が海外招待研究者と情報交換や共同研究の打ち合わせを行なった。他にも海外の著名研究室から若手研究者を受け入れ、共同研究を進めた。その成果の一部は、すでに共著論文として発表された。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2019年9月に韓国で開催された国際脳研究機構・世界大会(IBRO 2019)では多くの班員が学会運営・準備に参加した。多くの班員が本学会で発表を行い、海外に向けて情報発信を行った。他にも、第42回日本神経科学大会・第62回日本神経化学会大会(Neuro2019)で本新学術領域協賛のシンポジウムをオーガナイズし、海外著名研究者を招待した。さらに、国際共同研究推進のため、海外の著名研究室との共同研究を進め、若手研究者を受け入れた。また、海外からの著名研究者によるセミナーを随時開催し、国際交流を進めた。
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今後の研究の推進方策 |
国際共同研究推進のため、海外の著名研究室に若手研究者を派遣し、海外著名研究室からは若手研究者を受け入れる。また、海外からの著名研究者によるセミナーを随時開催する。さらには、2021年3月に京都で国際シンポジウムを開催し、国際交流を進めるとともに、海外に向けて情報発信する。
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次年度使用額が生じた理由 |
当初予定していた海外著名研究者の日本への招待、研究者の海外派遣、および海外著名研究室の若手研究者の長期受け入れに関して、いずれも他の経費で賄えた。最終年度に予定している国際シンポジウムの海外招待演者の旅費が当初の予定よりも高騰していることもあり、残り予算を次年度に繰り越すことにした。
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