研究領域 | 生物ナビゲーションのシステム科学 |
研究課題/領域番号 |
16K21735
|
研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
橋本 浩一 東北大学, 情報科学研究科, 教授 (80228410)
|
研究分担者 |
木村 幸太郎 大阪大学, 理学研究科, 招へい教授 (20370116)
妻木 勇一 山形大学, 大学院理工学研究科, 教授 (50270814)
竹内 一郎 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (40335146)
前川 卓也 大阪大学, 情報科学研究科, 准教授 (50447025)
玉木 徹 広島大学, 先進理工系科学研究科(工), 准教授 (10333494)
依田 憲 名古屋大学, 環境学研究科, 教授 (10378606)
飛龍 志津子 同志社大学, 生命医科学部, 教授 (70449510)
高橋 晋 同志社大学, 脳科学研究科, 教授 (20510960)
小川 宏人 北海道大学, 理学研究院, 教授 (70301463)
|
研究期間 (年度) |
2016-06-30 – 2022-03-31
|
キーワード | 制御工学 / データ科学 / 生態学 / 神経科学 / ログボット |
研究実績の概要 |
本領域は、ナビゲーション研究のためのシステム科学的枠組みを構築し、我が国がナビゲーション研究を国際的に牽引することを目的としている。そこで、昨年度に募集を開始したマウスの移動に関する国際コンペティションMouse Behavior Challenge MBC2020を継続して実施するとともに、バスケットボール競技での選手移動に関する国際コンペティションBasketball Behavior Challenge 2020も実施した。また、各計画研究においてこれまでに培ってきた国際的共同研究を有機的に連携させるため、ドイツのマックスプランク研究所と北米のジョージア大学への1か月程度の長期派遣を実施し、南アフリカへの短期派遣も実施する予定であったが、新型コロナ感染拡大により来年度に延期となった。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本領域が独自に運営する国際コンペティションMouse Behavior Challenge MBC2020とBasketball Behavior Challenge 2020 を開催した。国内外からの参加者があり、本領域の国際連携の加速に貢献した。 各計画研究や各公募班においてこれまでに培ってきた国際的共同研究を有機的に連携させるため、若手研究者海外派遣・相互交流として、ドイツ(受け入れ先:Max Planck Institute for Chemical Ecology, vice-president of Max Planck Society, Bill S. Hansson)と北米(受け入れ先:University of Georgia, Prof. Takao Sasaki)へ1か月程度の長期派遣と、南アフリカへの短期派遣を予定していたが、新型コロナ感染拡大により来年度に延期となった。これらの派遣については、延長申請しており、来年度に実施し本領域全体としての国際活動を推進したい。
|
今後の研究の推進方策 |
延長申請した来年度は、新型コロナ感染拡大により延期していた若手研究者海外派遣と相互交流を推進する。 国際活動支援班はこれまでに、領域代表が統括し全計画班員が分担することで、世界中の研究者・開発者を対象とした国際コンペティションの開催、若手研究者の海外渡航支援、海外共同研究先との研究者相互派遣、国際的に評価の高い海外研究者の招聘に取り組んできた。そして、ナビゲーション研究の国際的な研究情勢などを把握するとともに本領域の国際的なプレゼンスを高めるとともに、国際的共同研究を促進してきた。今後は、これらの活動により築いてきた国際活動を継続的に推進し、国際的な共同研究により、生物移動情報学の発展に寄与する。
|
次年度使用額が生じた理由 |
新型コロナ感染拡大により、若手研究者海外派遣と相互交流などが延期せざるを得ず、次年度使用が生じた。 各計画研究や各公募班においてこれまでに培ってきた国際的共同研究を有機的に連携させるため、若手研究者海外派遣・相互交流として、ドイツ(受け入れ先:Max Planck Institute for Chemical Ecology, vice-president of Max Planck Society, Bill S. Hansson)と北米(受け入れ先:University of Georgia, Prof. Takao Sasaki)へ1か月程度の長期派遣を予定している。また、若手研究者を南アフリカへ短期派遣することも予定している。更に、新型コロナ感染拡大と重なってしまい2019年度末から延期されていた、台湾からの研究者招聘も予定している。本領域全体としての国際活動を推進するため、これらの国際派遣・招聘については、感染状況を見守りながら再開時期を慎重に検討している。
|