総括班
新学術領域研究(研究領域提案型)
総括班の設置により、研究項目として設けた4班の実施内容の整合性の確認や計画研究、公募研究を担う研究者が進める研究内容の全体像を把握し、分野の垣根を超えた共同研究の推進や各研究者が見出した最新の研究成果に関する情報共有のための全体会議や公開シンポジウムの運営を行い、共同研究の促進による数多くの共著論文の発表に至った。また、国際シンポジウムの企画運営や若手研究者の奨励につながる若手シンポジウムやレクチャーシップ授与などを通じて、次世代の研究者の育成と国際的な環境下での認知度の向上に大きく貢献した。
有機合成化学
第一線で活躍する研究者が交流し、各個人の研究者の枠にとらわれることなく共同研究を強力に推進することにより、本学術領域研究の目的である学際的融合を誘起し「精密制御反応場」の創出に大きく寄与する結果となった。これらの活動の結果、有機合成化学を中心として周辺の研究領域の活性化と触媒開発に関する研究領域を牽引する国際的なリーダーシップの獲得に繋がるとともに、国際的な舞台で活躍する若手研究者の育成を積極的に進めたことは今後のさらなる学術的発展の観点からも意義深いものである。