研究期間の最終年度として、領域全体の研究の総括に向けた取り組みを下記の通り実施した。(1)定期的な総括班会議を開催し、各研究班の研究の進捗を確認すると共に、研究班間の協力を活性化する取り組みを進めた。(2)2019年10月に領域総会をJAMSTEC横浜研で実施し、領域全体の研究が総じて順調に進んでいることを確認すると共に、最終的な目的の達成に向けた課題を明確化した。(3)ホームページ(http://www.pstep.jp)を通して研究成果を広く発信する活動を進めた。特に、PSTEP Science Nuggetsのページを通して、最新の論文成果を日本語と英語で分かりやすく発信した。(4)非専門家を対象として研究成果を分かりやすく伝えるために、PSTEPニュースレターを年4回全16刊発行し、全国の研究者に配布した。(5)全国20の関連機関をインターネットで繋いだPSTEPセミナーを毎月全40回実施し、分野を超えた交流と議論を展開した。(6)2020年1月28~30日に名古屋大学にて100名を超える参加者によって第4回PSTEP国際シンポジウムを名古屋大学宇宙地球環境研究所と協力して開催した。(7)「太陽地球圏環境予測のためのモデル研究の展望(第4回)」を名古屋大学にて、「太陽高エネルギー粒子に関するデータ解析ワークショップ2019」を東北大学にて開催した。(8)日本地球惑星科学連合2019年大会にてSpace Weather & Space Climateセッションを開催すると共に、European Geosciences Union (EGU) General Assembly 2019にて太陽フレアと噴出予測に関するセッションを開催した。(9)若手研究者を対象としたWEB教科書「太陽地球圏環境予測 オープン・テキストブック」の製作準備を進めた。
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