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2018 年度 実績報告書

多様な質感認識の科学的解明と革新的質感技術の創出

総括班

研究領域多様な質感認識の科学的解明と革新的質感技術の創出
研究課題/領域番号 15H05914
研究機関日本電信電話株式会社NTTコミュニケーション科学基礎研究所

研究代表者

西田 眞也  日本電信電話株式会社NTTコミュニケーション科学基礎研究所, 人間情報研究部, 主幹研究員 (20396162)

研究分担者 岩井 大輔  大阪大学, 基礎工学研究科, 准教授 (90504837)
日浦 慎作  広島市立大学, 情報科学研究科, 教授 (40314405)
中内 茂樹  豊橋技術科学大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (00252320)
佐藤 いまり  国立情報学研究所, コンテンツ科学研究系, 教授 (50413927)
研究期間 (年度) 2015-06-29 – 2020-03-31
キーワード質感 / 情報工学 / 認知科学 / 神経科学 / 感性情報学
研究実績の概要

・2018年6月27日-6月29日に北海道大学学術交流会館にて第六回班会議、2019年3月13日-15日に兵庫県立 淡路夢舞台国際会議場にて第七回班会議をそれぞれ開催した。計画班・公募班を合わせた約150名の班員が参加し、口頭発表およびポスター発表の形で、熱心な議論が行われた。
・各班会議に合わせて総括班会議を開催した。そのほか、1ヵ月に一回のペースでインターネット会議システムを利用した総括班連絡会議を行うことで、総括班内の 密接な連絡をとっている。共有資産として広島市立大学に導入したマルチマテリアルの3Dプリンタは高い利用実績補を示し、質感刺激反応データベースの領域内利用も進んできた。 総括班を中心とした領域メンバーが各専門分野の内容を広くわかりやすく解説するWebinar形式のランチタイム質感チュートリアルを月一回のペースで実施した。
・領域の活動の広報のため、質感にかかわる研究を紹介するYouTubeチャンネルを解説した。前年度末にまとめたニュースレターNo.2を公開した。日本神経回路学会のオータムスクールASCONE2018『リアリティを生むメカニズム』を領域としてサポートし、6名の講師のうち5名を領域から派遣した。IEEE VR Osakaで領域メンバーを中心にプロジェクションマッピングに関するチュートリアルを行うなど、研究者コミュニティへの情報発信に努めた。2018年10月10日に東京工業大学すずかけホールで開催された「質感のつどい」の第四回公開フォーラムを後援し、領域を超えた質感研究コミュニティの熟成を図った。
・NIIおよび東京藝術大学が中心になってデッサン画のデータベースを構築した。電気通信大学で作ってきた質感素材データベースの領域内公開も行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

組織の枠組みが固まり、順調に機能している。領域内のリソースの共有も大変うまくいっており、「質感のつどい」によって領域を超えた質感研究コミュニティ も確立しつつある。

今後の研究の推進方策

班会議・SIGミーティング・Webセミナーの活用、3Dプリンタやデータベースなどの共有資産の共同利用の促進、公募班を含めた異分野間交流の促進、 国際支援基金の活用、などを通じて、質感研究の流れをさらに太いものにしていく。また最終年度にあたり、領域成果を取りまとめ、公開シンポジウムなどの形で社会に情報発信する。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2018

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件、 招待講演 1件)

  • [雑誌論文] 新学術領域研究「多元質感知」2018

    • 著者名/発表者名
      西田 眞也
    • 雑誌名

      基礎心理学研究

      巻: 37 ページ: 117~118

    • DOI

      10.14947/psychono.37.19

  • [雑誌論文] 「多元質感知」における質感研究2018

    • 著者名/発表者名
      西田 眞也
    • 雑誌名

      日本画像学会誌

      巻: 57 ページ: 189~196

    • DOI

      10.11370/isj.57.189

  • [学会発表] Understanding human recognition of material properties for innovation in SHITSUKAN science and technology2018

    • 著者名/発表者名
      Nishida Shin'ya
    • 学会等名
      2018 UK-JSPS Symposium SHITSUKAN approach to digital colour sensing: human colour vision for material quality
    • 国際学会 / 招待講演

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公開日: 2019-12-27  

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