総括班
(1)連携研究の推進:班員間の連携と共同研究の推進を図るため、領域会議や若手の会に加え、計画代表間でインターネット会議等による月1回以上の綿密な情報交換や年1回以上のジョイントラボミーティングを行った。また、領域会議や若手の会の際に、テクニカルセミナーを行い、各班の持つ研究技術を紹介し、領域内での効率的な研究推進、研究班間の共同研究の促進を図った。(2)研究支援センターの運営:最先端での研究推進には、高度な技術もった専門者による研究機器・研究技術の利用が必須である。本領域では、総括班に研究支援センター(次世代シークエンス部門、質量分析部門、イメージング部門、in vitroタンパク質合成部門)を設置し、その活動を通じて、領域全体の研究を加速させた。(3)国際連携拠点の設置・若手研究者育成:国際的な研究ネットワーク体制構築を積極的に進めるため、英国John Innes Centre・The Sainsbury Laboratory、米国Stanford Universityに海外共同研究拠点を設け、総括班に配置する国際企画、国際連携コーディネーターを中心として、合同戦略会議の開催や国際共同研究・情報交換、国際シンポジウムを積極的に推進した。また、第4回若手の会を開催し(平成30年9月27日-29日、中京大学青木湖セミナーハウス)、研究発表のみならず、「ラボTIPS」や「トップジャーナル掲載に向けてのコネ無し真っ向勝負のススメ」、「海外(たび)に出よう!5年間の海外ポスドク生活で得られたもの」などの特別企画も行い、本領域に参加する若手研究者の育成に務めた。(4)社会・国民への情報発信:研究成果はプレスリリース、領域ホームページや領域の広報活動などを通じ国民に紹介した。また、一般者や中高生向けのアウトリーチを積極的に行い、本領域研究の意義や成果を分かりやすく伝えた。
2: おおむね順調に進展している
本新学術領域の大きな目標である領域内連携を促進するため、計画班、公募班ともに積極的に領域内連携を進め、80件以上の連携研究が進行し、一部については国際誌での発表が行われた。また、総括班内に設置した研究支援センターの領域メンバーによる活用も積極的に行われ、これも一部については国際誌での発表が行われる段階に達している。領域の研究内容の公表もHPやプレスリリースを通じて盛んに行われた。また、研究成果を広く国民に伝えるアウトリーチ活動も積極的に展開し、平成30年度には35件のアウトリーチ活動が行われた。
今後も本領域総括班活動の大きな柱となっている班員間の連携と共同研究の推進を図るため「連携研究の推進」、高度な技術もった専門者による研究機器・研究技術サポートによる研究推進を図る「研究支援センターの運営」、国際的な研究ネットワーク体制構築、若手研究者育成を積極的に進めるための「国際連携拠点の活用・若手研究者育成」、本領域研究の意義や成果を分かりやすく伝える「社会・国民への情報発信」を積極的に進めていく。
すべて 2019 2018 その他
すべて 国際共同研究 (6件) 雑誌論文 (17件) (うち国際共著 7件、 査読あり 17件、 オープンアクセス 17件) 学会発表 (16件) (うち国際学会 2件、 招待講演 6件) 備考 (1件) 産業財産権 (1件)
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