総括班
総括班の代表者(笠井)が全体を統括し、平成30年5月、平成31年3月に領域会議を開催し、各領域の計画班研究・公募研究の進捗を共有し連携を確認するとともに、領域評価委員会の評価及び助言を得た。【アドバイザリー・ボード】アドバイザリーボードメンバーは総括班会議などで各専門領域の専門的見地から、各研究に対して助言を行った。【委員会】若手・女性研究者育成(田中・長谷川):平成30年7月に「若手・女性研究者の会合宿」を共創的コミュニケーションのための言語進化学領域と共催した。思春期主体価値と共創言語進化のクロストークやポスターセッションを行い、文理横断な視点から研究者間で活発な議論が行われた。データリソース共同利用(西田・川上):東京ティーンコホートやサブサンプルのデータリソースの共同利用を進め、領域内外での連携研究を推進した。倫理検討(福田):各研究が倫理的妥当性にもとづいているか監督した。パブリックリレーション(笠井):主体価値のホームページを運営し、公開シンポジウムや一般向けの新聞、ウェブサイトで研究成果の発信を行った。領域外連携(笠井):平成30年11月に国際シンポジウムを開催し、思春期保健・科学の国際的研究者であるMike Slade先生、George Patton先生、Susan Sawyer先生を筆頭に国内外の多くの研究者が参加し、活発な議論を行った。平成30年12月、次世代脳プロジェクト・冬のシンポジウムにおいて4領域での合同若手シンポジウムを開催し、領域外との研究連携の発展に寄与した。
2: おおむね順調に進展している
年度中に計2回の領域会議を継続して実施し、研究者間の連携を深めた。更に、各分野の専門家であるMike Slade先生、George Patton先生、Susan Sawyer先生を招聘して開催された国際シンポジウムでは多数の研究者による活発な議論が行われ、領域内外の研究連携の発展に寄与した。招聘したMike Slade先生、Susan Sawyer先生両名には国際アドバイザリーボードにも加わっていただいた。現時点で13の領域計画班内連携研究と、41の領域計画班間連携が進んでおり、何れも順調に進展していることを確認した。
引き続き、年数回の領域班会議の開催を継続することで、研究者間での緻密な連携を図っていく。平成31年11月には実験心理学研究の専門家であるTrevor Robbins先生、臨床神経心理学の大家であるBarbara Sahakian先生を招聘して国際シンポジウムの開催を計画しており、国内外の研究者による活発な交流を行う。また、若手・女性研究者の会の更なる進展のため、平成31年12月に若手・女性研究者の会の開催を計画しており、幅広い分野の若手・女性研究者を対象とした一泊二日の研究合宿を行う予定である。これらを通じて、領域内外の研究者間での議論を深め、充実したコミュニケーションを通して領域コンセプトの精密化に努めるとともに、若手研究者の育成を更に進めていく方針である。
すべて 2019 2018 その他
すべて 国際共同研究 (4件) 雑誌論文 (24件) (うち国際共著 3件、 査読あり 24件、 オープンアクセス 11件) 学会発表 (27件) (うち国際学会 5件、 招待講演 3件) 図書 (1件) 備考 (2件) 学会・シンポジウム開催 (1件)
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