総括班
本領域研究の全体目標は、大きくふたつある。一つは、20万年前頃のアフリカ大陸で誕生したホモ・サピエンス(新人)がいつ、どのようにアジアに拡散し定着したか、その地理的変異がどのように生じたのかを文化史的観点から論じることである。もう一つは、それを調べることを通じて、具体的な拡散過程や文化適応の諸相を調べる考古学・人類学・環境科学などのフィールドサイエンスと、多様性を解釈するための文化人類学、現象数理科学などのモデル研究の融合をはかることである。それを達成するため、総括班は次のような活動を実施した。2020年度は(1)連携研究の企画、推進。5月、12月に研究大会(オンライン)を開催し、研究成果の総括をおこなった。いずれも一般公開した。(2)大型遺跡データベースPaleoAsiaDBを提供して、考古学データと理論モデル研究者の共同研究を支援した。(3) 研究成果の総括、発信。ホームページで各種行事の案内をおこなったほか、内外のパレオアジア関連研究者群には領域の成果物『PaleoAsia Project Series』を継続的に発信した。それらはホームページでも全文公開した。(4)連絡調整。評価担当委員をふくむ総括班会議を開催し、各研究項目、連携研究の進捗状況を点検・評価、研究の調整、指導を実施した。連絡調整の推進のためのSNSの運用も継続した。(5)国際会議等の開催。国内外で成果発信のための国際研究集会を複数回、開催した。2021年度は前年度にコロナ禍のため達成できなかった少数の事業総括と共著論文の刊行、一般向け総括講演会などを実施し本領域の成果を広く公開した。さらに、領域の事後評価向け報告書を作成、提出した。その結果、A+の事後評価を得ることができた。
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
このほか、領域代表者西秋良宏の研究室ホームページに本領域ホームページをリンクしている。 http://www.um.u-tokyo.ac.jp/people/faculty_nishiaki.html
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すべて 国際共同研究 (6件) 雑誌論文 (37件) (うち国際共著 18件、 査読あり 26件、 オープンアクセス 16件) 学会発表 (71件) (うち国際学会 18件、 招待講演 8件) 図書 (19件) 備考 (5件)
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