総括班
総括班は班員の研究連携を強化し、国際活動支援班は海外派遣を通じて若手研究者の育成と国際ネットワークの構築に取り組んだ。公募班には異なった視点からのネオ・セルフの解明につながる異分野からの提案を含む19名(第一期)および20名(第二期)の班員が参加し、免疫細胞によるネオ・セルフの生成・認識機構の機能的解明に取り組んだ(研究項目A01)。また、研究項目A02 にはネオ・セルフの構造解明のための最新テクノロジーを提案する研究者が参加し(2名:第一期および3名:第二期)、公募班員の多様性は免疫学分野のみならず医科学全般の研究活性化にも貢献した。COVID-19の蔓延に伴い、2020年以降の国際活動は厳しく制限され、総括班では計画班開始年度のキックオフシンポジウム、定期の研究進捗状況の総括のための班員全員参加の全体班会議を計4回開催した。また、計画班員による計画班運営を適切に行うため、アドバイザー、文部科学省学術調査官も交えて助言を仰ぎながら総括班会議を計9回開催した。また、総括班の役割としての若手研究者の育成を目的に、若手の会を計3回開催した。これらの会合の会場設営、一部旅費などに総括班費用、キックオフシンポジウムにおける特別講演演者の招聘、各班会議などでのアドバイザーの旅費、宿泊費などを拠出した。また、国内研究者へのネオ・セルフの発信のためにニュースレターを合計4号発刊しており、印刷費、郵送費、さらに国内外に向けたアウトリーチ活動のための、日本語/英語の領域ホームページ作成・管理費用とサーバー費用を拠出した。これらの業務を円滑に行うための事務職員の人件費においても有効に使用した。以上、総括班においては最新のテクノロジーを集約し、ゲノム・構造・イメージングの視点から新たな抗原ペプチド-MHC複合体(p-MHC)の存在を実証し、ネオ・セルフの概念確立に取り組んだ。
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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