総括班
「脳情報動態」の実体を、先端的計測操作技術により解明・再現し、記憶・予測・判断に基づく行動原理を明らかにすることは、今日の神経科学・情報科学の中心課題である。本研究領域の総括班研究の下では、最も高品質なデータ取得・緻密な解析・モデル化を実現することにより、未開拓の脳型情報処理機構を解読していく計画・公募研究を束ねるフレームワークを実現するとともに、国際活動支援を通じ、脳情報動態学を確立する新たな国際研究コミュニティを構築する。平成29年度~令和2年度には、総括班の下に、①企画委員会、②研究集会委員会、③研究支援委員会、④育成委員会、⑤広報委員会、⑥研究倫理委員会を立ち上げ、研究領域運営をスタートし、さらに平成30/令和2年度には公募班員をそれぞれ加え、30名以上の班員より構成される研究領域が完成し、総括研究班の下、計画研究・公募研究をシームレスに束ね、「高精度のデータ取得」「大量データ解析に基づくモデル推定」「脳情報の再現」に向けた、協働を本格化させた。令和3年度には第2期公募班員を交え、引き続き、高精度計測データからの情報解読・構築へ向けたデータ取得・解析のパイプラインの共有化をするための推進体制の実現を目指したが、コロナ禍のため、令和4年度への繰り越しを実施し、各種脳情報動態解析への取り組みの続行、情報・データ交換のパイプラインの運用・活用、データ取得・解析・貯蔵に関するプラットフォーム共有化に進展させた。また領域内の共同研究を推進するため、さらに次世代人材育成のため、若手研究者や大学院生の研究成果を取り上げた国際ワークショップを実施した。
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2022
すべて 雑誌論文 (2件) (うち国際共著 1件、 査読あり 2件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件、 招待講演 1件) 学会・シンポジウム開催 (1件)
Cell Rep Methods
巻: 2 ページ: 100168
10.1016/j.crmeth.2022.100168.
Computer Graphics Forum
巻: 41 ページ: 37-50
10.1111/cgf.14499