研究領域 | 熱ー水ー物質の巨大リザーバ:全球環境変動を駆動する南大洋・南極氷床 |
研究課題/領域番号 |
17H06316
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研究機関 | 国立極地研究所 |
研究代表者 |
川村 賢二 国立極地研究所, 研究教育系, 准教授 (90431478)
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研究分担者 |
大島 慶一郎 北海道大学, 低温科学研究所, 教授 (30185251)
池原 実 高知大学, 教育研究部自然科学系理工学部門, 教授 (90335919)
茂木 正人 東京海洋大学, 学術研究院, 准教授 (50330684)
福田 洋一 国立極地研究所, 研究教育系, 特任教授 (30133854)
野木 義史 国立極地研究所, 研究教育系, 教授 (90280536)
阿部 彩子 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (30272537)
菅沼 悠介 国立極地研究所, 研究教育系, 准教授 (70431898)
田村 岳史 国立極地研究所, 研究教育系, 准教授 (40451413)
末吉 哲雄 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 地球環境部門(北極環境変動総合研究センタ ー), 特任主任研究員 (80431344)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2022-03-31
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キーワード | 南極氷床 / 南大洋 / 巨大リザーバ / 南極環境システム / 気候・海面変動 |
研究実績の概要 |
<全体・研究統括>各年度の総括と今後の計画を共有し連携を促進するため、全体ワークショップと拡大総括班会合、運営委員会をオンラインで開催した。<連携支援>南大洋における生態系班と底層水班の観測連携や、南極氷床における氷床班と固体地球班の観測連携を調整した。また、データとモデルの統合を支援し、生態系研究におけるデータ・モデル連携を強化するためのタスクチームを立ち上げた。ほかに、3つのリザーバおよび古環境分野のそれぞれに対応するワーキンググループを立ち上げ、連携と成果取りまとめに向けた検討を行った。各タスクチームやワーキンググループが取りまとめた進捗状況や連携に関する検討結果は、領域全体や拡大総括班での共有と議論を行った。<国際・若手支援>若手人材育成支援策(海外派遣支援、若手会支援など)や国際動向調査支援については、新型コロナウイルス関連の推移を見つつ可能な範囲で実施した。<アウトリーチ>領域ホームページを継続的に更新し、ニュースレターを発行した。学部生向けの企画として、対面式のスクールはコロナウイルスの影響により中止し、代替として動画配信の企画を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
不可抗力とはいえ国際派遣支援等を中止せざるを得なかった一方で、種々の支援策を計画通りに実施したうえ、代表裁量経費の活用等により連携研究の促進や若手支援、アウトリーチを進めたため。
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今後の研究の推進方策 |
各年度の総括と今後の計画を共有し連携を促進するため、領域全体の成果報告会と拡大総括班会合、運営委員会をオンラインで開催する。領域ホームページを継続的に更新し、ニュースレターを発行する。若手人材育成支援策(海外派遣支援、若手会支援など)や国際動向調査支援については、新型コロナウイルス関連の今後の推移により可能な範囲で行う。海鷹丸の南極航海については、観測シップタイムを確保し、生態系班と古海洋班、底層水班の連携を含めた各種観測を可能な限り実施する。フィールド観測が効果的に実施できるよう、各班の観測情報の共有と調整を行う。データとモデルの統合を引き続き支援する。
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