総括班
新学術領域研究「細胞社会ダイバーシティー」では、個別研究として細胞ダイバーシティーを各側面から明らかにするだけでなく、生物学者と数学者の共同研究を推進することで、生命現象を数式に置き換える数理モデルの構築とその検証を行うことを目的としていた。そのため、本領域研究を支える総括班では、研究推進に必要な国内外の情報の収集と研究試料の共有化・数理解析・シングルセル解析などの研究支援を担当することで、領域横断的な統合研究を効率的に推進することを目標とした。本領域研究の効率的な運営のため、(1)計画班・公募班の研究代表者・分担者が集った領域会議を令和3年(2021年)6月25日に開催して活動方針を議論した。(2)本領域研究成果を広く発信するために、令和3年9月6日に公開シンポジウムをオンラインで開催するとともに、領域ホームページを定期的に更新した。さらに、ニュースレターを令和3年9月と令和4年3月の2回発行し、関係機関や関係者へ広く配布した。また、第44回日本分子生物学会と共催でワークショップを開催した。(3)若手研究者の活性化を目的に、令和4年1月26日から28日の3日間にかけて第4回若手ワークショップをWEB開催した。また2021年12月8日に開催された国際シンポジウムでの若手研究者の発表を支援した。令和3年度中に成果の取りまとめをする予定であったが、新型コロナ感染症の再拡大の影響もあり、成果報告公開シンポジウムの開催を令和4年度に延期し、そのために研究費の一部を1年間繰越した。成果報告公開シンポジウムは、予定した通りの令和4年7月12日に開催され、これまでの公開シンポジウムの中では最も多い来場者・聴講者を集めての公開シンポジウム開催ができた。なお、すでに新学術領域研究の研究設定期間が過ぎていたため、総括班の班員以外の計画研究代表者や公募研究代表者の交通費支弁も行なった。
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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