研究領域 | トランスカルチャー状況下における顔身体学の構築―多文化をつなぐ顔と身体表現 |
研究課題/領域番号 |
17H06340
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研究機関 | 中央大学 |
研究代表者 |
山口 真美 中央大学, 文学部, 教授 (50282257)
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研究分担者 |
田中 章浩 東京女子大学, 現代教養学部, 教授 (80396530)
河野 哲也 立教大学, 文学部, 教授 (60384715)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2022-03-31
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キーワード | 実験系心理学 / 認知科学 / 哲学 / 文化人類学 / 身体性 |
研究実績の概要 |
2021年度は前半は緊急事態宣言が発令された中での研究遂行となったが、今までの研究成果を踏まえて対面あるいはハイブリッドでの情報発信を多数行った。顔身体学領域の集大成として国際シンポジウム「Face-body Studies Wrap-up Symposium」を開催し、海外の著名な研究者に講演いただいた。国内シンポジウムとしては、文化心理学、社会心理学、発達心理学、認知考古学の研究者がそれぞれの立場で顔身体学を紐解いた「顔身体の進化と文化」シンポジウムを開催、領域主催として、パラリンピアンを迎えて顔身体学の観点からパラリンピックを考察するシンポジウムを開催した。ルッキズムについてのシンポジウムも開催し、予想を大きく上回る聴講者が参加し質疑も時間が足りないほど活発な議論が交わされた。さらに、領域主催の公開シンポジウム「シンクロする身体-ポストコロナ社会における身体の未来像」では1988年ソウルオリンピックのシンクロナイズドスイミング・デュエット競技銅メダリストの小谷実可子氏・田中ウルヴェ京氏を特別ゲストにお迎えし、ポストコロナ時代を見据えた身体の未来像について講演とパネルディスカッションを行なった。 毎年刊行していたニュースレターの総まとめとして最終号を発刊し、5年間の研究成果報告や計画班、前期後期公募班の活動報告を行った。また、領域の成果としては領域関係者が多くかかわり執筆した書籍「コロナ時代の身体コミュニケーション」(勁草書房)が挙げられる。ポストコロナ・ウィズコロナ社会を見据え、領域内のさまざまな分野の研究者たちが顔身体を通して社会を考察する一冊となった。さらに、2022年12月には、「A+」の事後評価とともに「新学術のモデルケース」との講評を得ることができた。
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現在までの達成度 (段落) |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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