研究領域 | 予防を科学する炎症細胞社会学 |
研究課題/領域番号 |
17H06391
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
複合領域
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研究機関 | 東京理科大学 (2018-2021) 東京大学 (2017) |
研究代表者 |
松島 綱治 東京理科大学, 研究推進機構生命医科学研究所, 教授 (50222427)
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研究分担者 |
橋本 真一 和歌山県立医科大学, 先端医学研究所, 教授 (00313099)
藤渕 航 京都大学, iPS細胞研究所, 教授 (60273512)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2022-03-31
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キーワード | 免疫 / 遺伝子 / 情報工学 / モデル化 / 病理学 |
研究成果の概要 |
総括班のもとに、scRNA-seqおよび種々のomics解析、情報解析を支援する炎症細胞社会解析センターを設置し、各計画研究、公募研究を支援した。領域代表者らが持つ標準化・最適化した細胞調製技術と独自に開発した高感度・精度scRNA seq技術を領域共通の基盤技術とすることで、疾患・臓器横断的なデータ比較を可能とする疾患scRNA-seqデータベースを構築した。また、これらのデータを生物学的に解釈するための新規情報解析技術を確立した。個々の疾患についても予防・治療に繋がりうる様々な標的細胞、分子が得られており、今後の臨床開発への進展、疾患予防・治療への応用が期待される。
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自由記述の分野 |
複合領域
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
肺、肝臓、腎臓、膵臓、腸管、皮膚などの疾患モデル、臨床検体について、サンプル調製からデータ解析までの工程を標準化したscRNA-seqデータを横断的に集積した炎症細胞社会データベースは、今後の疾患研究と創薬、そして予防戦略の構築に大きく貢献すると期待している。また、肺線維症における、病的C1q+ マクロファージやアミノ酸トランスポーター関連分子とその制御による線維化予防、2型糖尿病の未病状態特異的マーカーの同定、肝線維化診断マーカーの同定、慢性腎障害の予防剤、老化細胞除去剤、脳障害に対する保護剤などが見いだされており、今後の臨床開発への進展、疾患予防・治療への応用が期待される。
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