研究領域 | 化学コミュニケーションのフロンティア |
研究課題/領域番号 |
17H06400
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
掛谷 秀昭 京都大学, 薬学研究科, 教授 (00270596)
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研究分担者 |
河岸 洋和 静岡大学, グリーン科学技術研究所, 教授 (70183283)
松永 茂樹 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (60183951)
西尾 和人 近畿大学, 医学部, 教授 (10208134)
入江 一浩 京都大学, 農学研究科, 教授 (00168535)
村田 道雄 大阪大学, 理学研究科, 教授 (40183652)
上田 実 東北大学, 理学研究科, 教授 (60265931)
上杉 志成 京都大学, 化学研究所, 教授 (10402926)
菊地 和也 大阪大学, 工学研究科, 教授 (70292951)
榊原 康文 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 教授 (10287427)
BOONE CHARLES 国立研究開発法人理化学研究所, 環境資源科学研究センター, チームリーダー (70601342)
長田 裕之 国立研究開発法人理化学研究所, 環境資源科学研究センター, 副センター長 (80160836)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2022-03-31
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キーワード | 化学コミュニケーション / 分子社会学 / 天然物化学 / ケミカルバイオロジー / 生物活性リガンド |
研究実績の概要 |
本領域では、「化学コミュニケーションの統合的理解」に基づいた「分子社会学」の創成に向けて、わが国の分子科学領域で発展を遂げてきた学問分野「天然物化学」を情報科学・ケミカルバイオロジー・生命科学へリンクさせ、「革新的高次解析プラットフォームの構築」を行い、「天然物リガンドの真の生物学的意義の解明」と「ケミカルツール分子・創薬シーズ開発」を目指している。さらに、班員間の共同研究体制及び班員の国際共同研究体制を活性・拡張の上、ネットワーク化し、新しい共同研究及び国際共同研究・連携を開拓し、本領域及び班員の国際的プレゼンスの格段の向上を目指している。 領域開始の2年目(平成30年度)は、引き続き、総括班及び国際活動支援班における活動を企画・運営した。昨年度設置した、A01~A03班に属する計画研究(12件)に加えて、公募研究(33件)が参画した。各研究を有機的・機能的に連携させ、各研究を推進するとともに、領域内における共同研究・連携研究に向け積極的に情報交換の場を設けた。また、総括班・班会議(第4回, 第5回)、第3回公開シンポジウム(東京)、第1回国際シンポジウム(第4回公開シンポジウム)(東京)、若手シンポジウム(第1回(東京)、第2回(東京))、第1回領域リトリート会議(京都)などを開催した。一方、ACBI Meeting 2019(Myanmar)などを含む2件のカンファレンス・シンポジウム(国内1件, 国際1件)を共催するとともに、共同研究打ち合わせ・実施や成果発表などで、海外派遣(9件)及び海外招聘(5件)を積極的に支援した。さらに、領域の活動内容を広く発信するために、領域ホームページを運営・維持するとともに、ニュースレター(vol.2, vol.3)を発刊して関係機関や関係者へ配布した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
総括班として、領域代表者のリーダーシップのもとで、2回の総括班・班会議の開催、領域ホームページの運営・維持、ニュースレターの発刊、国際シンポジウム及び公開シンポジウム主催、若手シンポジウム主催、領域リトリート会議主催、国内外カンファレンス・シンポジウムの共催、領域活動推進のための海外派遣及び海外招聘、アウトリーチ活動の実施、など予定通り推進することができた。
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今後の研究の推進方策 |
領域代表者のリーダーシップのもとで、さらに計画班員と公募班員が有機的・機能的に連携できるように総括班が主導する。年2回の総括班・班会議及び公開シンポジウムを含む研究集会を開催し、一層の連携を図り、今後の領域の方針や計画を確認する。さらに、若手研究者及び大学院生の育成のために若手シンポジウムを企画・運営する。また、領域活動の積極的なアウトリーチ活動にも務め、研究成果などを掲載したニュースレターの発刊・配付や国内外カンファレンス・シンポジウムの共催を行う。一方、本領域の推進及び班員の国際的プレゼンスの向上などを目指した海外派遣・海外招聘を積極的に支援する。
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