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2017 年度 実績報告書

分子合成オンデマンドを実現するハイブリッド触媒系の創製

総括班

研究領域分子合成オンデマンドを実現するハイブリッド触媒系の創製
研究課題/領域番号 17H06441
研究機関東京大学

研究代表者

金井 求  東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 教授 (20243264)

研究期間 (年度) 2017-06-30 – 2022-03-31
キーワードハイブリッド触媒 / 有機合成化学 / 触媒 / 分子活性種発生 / 高次反応制御 / 超効率分子合成
研究実績の概要

独立した機能を持つ複数の触媒を融合したハイブリッド触媒系の創製により、標的とする有機分子を狙った通りに合成する分子合成オンデマンドを実現する。ハイブリッド触媒系という新概念を具現化するための基礎学理の構築と、これを用いた高効率な合成技術の確立を、反応性、選択性、連続性の獲得をそれぞれ目標とするA01 分子活性種発生、A02 高次反応制御、A03 超効率分子合成、の三つの研究項目から複合的かつ相剰的に行う。総括班は、計画班員12名全員で構成し、研究はもちろんのこと、領域の企画・運営・実行の全般を行う。共同研究支援、国際活動支援、若手研究者育成支援、産学連携支援を中心施策として、領域の目標を班員に周知徹底し、目標の達成に向けて先導的な役割を果たす。平成29年9月14日にキックオフミーティングと第1回総括班会議を東京大学で開催し、平成30年1月30日には名古屋大学で第1回公開シンポジウムと第2回総括班会議、翌31日には蒲郡で第1回リトリートをおこない、領域目標の周知・確認を繰り返しおこなうと同時に、共同研究の打ち合わせをおこなった。さらに国内外のアドバイザーを招聘して、意見を求めた。また、10月17日には東京農工大にて若手研究者40名程度を集めて若手セミナーをおこない、活発な議論を繰り広げた。国際活動も精力的におこない、研究者の海外派遣と受け入れをおこなった。さらに領域ホームページを立ち上げ、ニュースレターの掲載も始めた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

本年度は9か月間ではあったが、総括班全体で実際に会合する機会を3回持っており、領域の立ち上げに当たって十分な議論ができたと考えている。また、領域ホームページも立ち上げて、すべての情報をホームページにて集約できるようになった。ニュースレターでも、毎月の領域の動向を共有できるようになっている。国際活動に関しても、派遣と短期受け入れの双方ともをおこなった。領域内共同研究もいくつか始まっており、総括班の担うべき活動はすべて順調に進捗していると考えている。

今後の研究の推進方策

2018年度からは国際活動をより組織化することを計画しており、特に若手を海外に派遣して領域と研究者本人の国際的プレゼンスを高めることを目的とした若手レクチャーシップをおこなうことを予定している。また、2019年度と2020年度には領域の研究を中心とした国際会議の開催を予定しており、その準備を進める。研究もさらに加速する必要があり、2018年5月には第2回のリトリートで公募班と若手道場を計画している。ここでは公募班を加えて、さらなる方向性の統一や情報共有をおこなう予定である。また、第2回の公開シンポジウムをおこなう。

  • 研究成果

    (7件)

すべて その他

すべて 国際共同研究 (6件) 備考 (1件)

  • [国際共同研究] IMDEA nanoscience(スペイン)

    • 国名
      スペイン
    • 外国機関名
      IMDEA nanoscience
  • [国際共同研究] 南洋工科大(シンガポール)

    • 国名
      シンガポール
    • 外国機関名
      南洋工科大
  • [国際共同研究] 香港大学(香港)

    • 国名
      その他の国・地域
    • 外国機関名
      香港大学
  • [国際共同研究] マルセイユ大(フランス)

    • 国名
      フランス
    • 外国機関名
      マルセイユ大
  • [国際共同研究] テキサス大学(米国)

    • 国名
      米国
    • 外国機関名
      テキサス大学
  • [国際共同研究]

    • 他の国数
      1
  • [備考] 分子合成オンデマンドを実現するハイブリッド触媒系の創製「ハイブリッド触媒」

    • URL

      http://hybridcatalysis.jp/

URL: 

公開日: 2018-12-17   更新日: 2022-05-18  

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