総括班
本領域は、すばる望遠鏡の主焦点に超広視野カメラHyperSuprime Camera (HSC)を新設しダークエネルギーの性質解明を目的とするものであり、本総括班の任務はHSC製作を分担する計画研究間の連携を密にして工程・予算の管理運営を行うこと、及びすばるユーザーコミュニティーの十分な了解を得て、"すばる戦略枠"を活用した「超広域撮像銀河探査」計画を策定し、より広範な内外の関連研究者の参加と協力を促すことで探査データが多様・多目的に活用されるよう図ることである。本年度の活動実績は以下の通りである。1. 総括班会議をほぼ毎月、テレビ会議を活用するなどして開催し、領域内の研究活動に係る情報の交換と課題や予定に関する意見交換を行った。2. 引き続き恒例の国内研究集会「第4回ダークエネルギー領域研究会」(平成22年3月、参加者60名)を開催し、本領域研究の目的をより有効に実現するための探査計画をいかに作り上げていくか、本領域の公募研究で展開されている広域探査計画の準備や装置の基礎開発でどのような進展が見られたかに関して国内の広範な研究者を結集して議論した3. さらに、国際パートナーであるプリンストン大学及び台湾中央研究院との合同開催による国際研究集会「Science Oppotunities with Wide-Field Imaging and Spectroscopy of the Distant Universe」(平成21年11月、参加者50名)をプリンストン大学で開催し、HSCによる科学研究目標の確認及びさらにその先の分光サーベイについて議論を行った。
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