総括班
総括班においては1)当該特定領域の各班との連携と工程・予算管理、及び2)「超広視野撮像銀河探査」計画を策定してより広範な関連研究者の参加と協力を促すことで、観測により取得されるデータが多様に活用されるよう図ることを目的としている。平成22年度には6月に特定領域各班とともに「研究状況報告書」の作成、提出を行った。研究発表・交流については6月23日-25日に東京大学IPMUにて開催されたHSC Collaboration meetingに参加し、HSCによる科学的成果を効率よく挙げるためのサーベイの進め方について議論が行われた。6月27日から7月2日にかけてはサンディエゴで開催されたSPIE Astronomical Instrumentationに製作チームから5名が参加しHSCの製造技術について口頭及びポスターで発表を行い、また9月に金沢大学において開催された日本天文学会秋季年会でも技術的成果について発表を行った。さらに2011年3月7-8日には、共同研究機関である台湾中央研究院天文及天文物理研究所(ASIAA)と合同で「Subaru HSC Workshop」を台湾台北において開催した。内外より81名の参加があり装置開発の進捗、ダークエネルギー等最新の研究成果発表などに加え、今後のアジア地域の天文学の推進体制についても広く議論することができた。また本総括班においては従前どおり工程管理のための事務員1名を雇用し、また主要なHyper Suprime-Cam製造担当者間の連絡会である国立天文台・三菱・キャノン会議を毎月開催し、これに計画研究A02の研究代表者も参加することでHSC製造に係る連携を図った。
すべて 2010 その他
すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件) 備考 (2件)
The Astrophysical Journal
巻: Vol.721 ページ: 1680-1688
Proceedings of the SPIE
巻: Vol.7742 ページ: 774229-11
巻: Vol.7740 ページ: 774021-10
http://hep.phys.s.u-tokvo.ac.jp/TokuteiDE/link/
http://www.naoj.org/Projects/HSC/j_index.html