総括班は、特定領域の研究推進のために、主に班会議等の会議の開催、班員への諸連絡、共同研究の推進、HPやニュースレターを通しての特定領域活動の宣伝の成果発信等を行った。具体的には、以下の活動を行った。 1)総括班会議を複数回開催し、評価委員の参加も得た。そして、特定領域研究の推進方向、平成22年度の方針について議論し、具体的な活動計画を策定した。2)平成22年7月および12月に公募および計画班員による班会議を開催し、個々の班員の研究内容を発表して意見交換を行った。さらに、関連分野の研究者を招聘して特別講演を行った。3)平成22年12月に公開シンポジウムを開催した。4)情報発信のために解説した特定領域のホームページを利用して特定領域発足の意義、研究の進展状況の周知を行った。5)研究領域の若手研究者の鼓舞と情報交換を目的として、平成23年3月に「若手の会」を開催した。5)関連学会においてセルセンサーをテーマとしたシンポジウムを開催するよう企画し、平成22年5月に盛岡で行われた第87回日本生理学大会において複数のシンポジウムを開催した。「pHセンシングと痛み」「「匂い、味」研究の新潮流:センサー分子の多機能性と感受性モーダルシフト」「温度と生命の関わり合い:温熱生理学の新たな進歩」「新たな技術で探るセルセンサー研究の最前線」6)特定領域「細胞感覚」の方針、目的、研究内容の周知を目的としてニュースレター誌「CELLSENSOR」7号を作製した。
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