平成23年9月1日に本特定領域の事後評価ヒアリングが行われ、評価A「研究領域の設定目的に照らして期待通りの成果があった」を得た。 1)5年間の研究成果をまとめて研究報告書としてまとめる。 平成24年3月に5年間の特定領域研究の総まとめとしての研究報告書をまとめ(報告書とCD)、班員・班友・評価委員等の関係者のみならず、全国の教育・研究機関に送付した。 2)5年間の研究成果を特定領域「細胞感覚」HPで発信する。 引き続き班員のセルセンサー研究を特定領域HPで発信した。 3)国際学術誌に特集を組んでもらい、セルセンサー、モーダルシフトの概念を世界に向けて発信する。これは、未だ成功していない。 4)参加研究者間で効率よく遺伝子、抗体、遺伝子改変マウスの共同利用が可能になるシステムの構築を行ってきたが、領域終了後もそのシステムが効率よく維持されるよう体制を整える。 これまで5年間で進めてきた体制は十分に機能して継続している。 5)本特定領域に参加した研究が行うセルセンサーに関連したシンポジウム・研究会の支援を行う。 平成23年度もセルセンサーに関連した研究会(生理研研究会)・学会シンポジウムを行った。 6)本領域の活動と平行して、全く異なる組織として「若手の会」が行われてきた。細胞感覚研究を広める上で若い研究者の育成は必要不可欠と考えて組織されてきたこの「若手の会」は特定領域終了後も維持されると期待され、その活動を支援する。 本特定領域でできた若い研究者の集まりを支援し、そのメンバーで平成24年度には生理研研究会を開催できるようになった。
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