マルチスケール精神病態の構成的理解（総括班）

2022 年度 実績報告書

• 研究領域: マルチスケール精神病態の構成的理解
• 研究課題/領域番号: 18H05428
• 研究機関: 国立研究開発法人理化学研究所
• 研究代表者: 高木 朗子 (林朗子) 国立研究開発法人理化学研究所, 脳神経科学研究センター, チームリーダー (60415271)
• 研究分担者: 澤田 誠 名古屋大学, 環境医学研究所, 教授 (10187297) ; 古屋敷 智之 神戸大学, 医学研究科, 教授 (20362478) ; 加藤 忠史 順天堂大学, 医学部, 教授 (30214381) ; 岩本 和也 熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 教授 (40342753) ; 那波 宏之 和歌山県立医科大学, 薬学部, 教授 (50183083) ; 喜田 聡 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (80301547) ; 林 康紀 京都大学, 医学研究科, 教授 (90466037)
• 研究期間 (年度): 2018-06-29 – 2023-03-31
• キーワード: 精神疾患 / マルチスケール / 構成的理解 / 種間横断比較

研究実績の概要

総括班では、研究調整委員会、企画実行委員会、若手研究育成委員会、研究支援委員会、研究倫理委員会、評価委員会、国際活動支援委員会を設置する。委員会の活動を基盤として、本領域への多様な基礎研究者の参入を促し、領域横断的な精神疾患研究領域を確立させる。2022年の主な企画イベントは、第5回領域会議、若手育成合宿、ニュースレター第5号発行、次世代脳との連携を行った。また去年度に引き続き、以下のフレームワークを充実させる。
（１）技術基盤開発：1細胞種特異的にサンプルを採取するセルソーティング手法（岩本）、特定細胞種の自動化収集技術（澤田）、行動解析支援（那波、喜田）、光プローブ最適化（林（康）、林（朗））、iPS技術（加藤）などの技術基盤がこれにあたる。
（２）領域内ネットワークの充実：未発表技術やデータは領域会議を通して領域内で共有する。DNAコンストラクト、ウイルスベクター、貴重サンプルなどの生物試料はデータベース化し、ファイルサーバーとして利用することで、セキュリティ管理のしやすさと、情報へのアクセシビリティ・情報共有の簡単さから領域内の共同研究業務の効率化につなげる。既に計画班員では上記の事は出来ており、第2期の公募班も含めた領域内連携を充実させる。
（３）国際活動支援：最終年度であるので、領域の集大成として国際シンポジウムを都内で開催する。NEURO2022のサテライトシンポジウムとして6月27、28日に開催し、国際的に著名な精神疾患研究者を招聘し、国際親善をはかった。

現在までの達成度 (段落)

令和4年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

令和4年度が最終年度であるため、記入しない。

研究成果

• [図書] 「心の病」の脳科学 なぜ生じるのか、どうすれば治るのか (2023)
  • 著者名/発表者名: 林（高木） 朗子、加藤 忠史
  • 総ページ数: 288
  • 出版者: 講談社
  • ISBN: 4065283639
• [学会・シンポジウム開催] 2nd international meeting of multi-scale brain (2022)