研究領域 | 新しい星形成論によるパラダイムシフト:銀河系におけるハビタブル惑星系の開拓史解明 |
研究課題/領域番号 |
18H05436
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
犬塚 修一郎 名古屋大学, 理学研究科, 教授 (80270453)
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研究分担者 |
小林 浩 名古屋大学, 理学研究科, 助教 (40422761)
松本 倫明 法政大学, 人間環境学部, 教授 (60308004)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2023-03-31
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キーワード | 星形成 / 惑星形成 / 銀河系 / 重元素 / 系外惑星 |
研究実績の概要 |
令和2年度の総括班の活動は,各研究計画班代表と事務局からなる総括班会議により策定して実行した.コロナ禍になり会議の開催等が制限されたため,非常に難しかったがオンラインミーティングなどを活用して活動をした.総括班会議で企画した研究領域全体の大研究会は,2020年9月にオンラインミーティングで4日間にわたり行った.50の拠点から延べ199名が参加する盛大な研究会となった.この研究会で,公募研究の説明や各計画研究間の情報共有が行われた. 若手研究者や大学院生を派遣し共同研究を促進するラボローテーションはコロナ禍のため中止になったが,代わりに星形成と惑星形成に関してそれぞれで若手オンライン研究会が開催された.そして, オンライン会議による「星惑星形成ゼミ」をほぼ毎月開催し,毎回10拠点40名以上が参加した. 昨年度立ち上げた新学術領域のホームページ(http://star-planet.jp)を引き続き運用している.研究支援員を雇用してこのホームページによる情報発信の促進している. さらに,星・惑星形成分野での最大級の国際会議である Protostars & Planets VII の誘致に成功しているため,開催準備を行なっている.特に,レビュー講演をするチームの応募を募り,国際的な科学諮問委員会で評価し,29のチームを採用した.そのチームに会議収録に相当する本の執筆を依頼し,その査読作業を進めた. 英語力に長けた研究支援員を雇用して国際的な広報活動・開催のための準備(ホームページの整備や広報等)を行った.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
コロナ禍により,移動を伴う対人の行事であるラボ・ローテーションや参加人数の多い研究集会は実行できなかった.しかし,オンラインの手法を用いて,研究課題は順調に進めることができた.
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今後の研究の推進方策 |
なるべく予定通り進める.コロナ禍が治まれば,ラボ・ローテーションを活性化する.
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