研究領域 | 植物の力学的最適化戦略に基づくサステナブル構造システムの基盤創成 |
研究課題/領域番号 |
18H05484
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研究機関 | 奈良先端科学技術大学院大学 |
研究代表者 |
出村 拓 奈良先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 教授 (40272009)
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研究分担者 |
澤 進一郎 熊本大学, 大学院先端科学研究部(理), 教授 (00315748)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2023-03-31
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キーワード | サステナブル構造システム教育研究支援センター / SSSC / 次世代人材育成 / 若手武者修行 / アウトリーチ |
研究実績の概要 |
(1)異分野融合と連携の推進:領域代表が国内外の研究拠点を訪問することで、領域メンバーとの相互理解を深めた。また、領域班会議(研究計画発表会)に加えて、研究項目ごとの分科会を頻繁に開催し、成果共有の場とした。さらに領域班会議と同時に総括班会議を行い、領域運営方針や総括班活動内容を議論した。 (2)サステナブル構造システム教育研究支援センター(SSSC):奈良先端大にSSSCを設け、5つの研究支援部門(力学測定/顕微操作、イメージング、画像解析/数理シミュレーション、構造解析/オミクス、化学分析)を設置した。共通機器の設置が進み、構造力学的解析支援の基礎が完成した。 (3)次世代人材育成:若手研究会を開催について検討した。また、若手研究者に対するメンタリング制度を立ち上げについて検討を進めた。 (4)国際活動:カナダUBC、フィンランドVTT、米国Georgia大、フランスENS de Lyon、英国ケンブリッジ大の5機関を主要海外拠点とし、これら拠点のコンタクトパーソンを加えた国際活動支援班を設置した。英国ケンブリッジ大を除く海外拠点には研究者を派遣して情報交換などを進めるとともに、国際共同研究支援、海外卓越研究者の招聘、若手武者修行を含む国際人材交流を行った。 (5)情報発信:国内外学会における研究発表、国際学術誌での成果発表を行った。さらに領域ホームページでの成果の発信、各地での展示、市民講座、サイエンスカフェ、中学校・高校への出前授業等の企画を通した一般向けの積極的なアウトリーチ活動について検討を進めた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
(1)異分野融合と連携の推進:領域代表による国内外の研究拠点の訪問ができた。また、研究項目ごとの分科会の開催が順調に進んだ。 (2)サステナブル構造システム教育研究支援センター(SSSC):SSSCへの共通機器の設置が順調に進み、構造力学的解析支援の基礎が完成した。 (3)次世代人材育成:各研究班への若手研究者の雇用が順調に進んだ。 (4)国際活動:カナダUBC、フィンランドVTT、米国Georgia大、フランスENS de Lyon、英国ケンブリッジ大の主要海外拠点との協議が進み、次年度以降の国際共同研究支援、海外卓越研究者の招聘、若手武者修行を含む国際人材交流を円滑に進める準備が整った。 (5)情報発信:国内外学会における研究発表、国際学術誌での成果発表が順調に進んだ。一般向けの積極的なアウトリーチ活動についても新しい方向性を示すことができた。
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今後の研究の推進方策 |
(1)異分野融合と連携の推進:領域代表と計画班代表者が各研究班の研究拠点を訪問するサイトビジットを行い、領域メンバー全員の相互理解を深める。また、領域班会議(研究計画発表会)および研究項目ごとの分科会を開催し、成果共有の場とする。さらに領域班会議と同時に総括班会議を行い、領域運営方針や総括班活動内容を議論する。 (2)サステナブル構造システム教育研究支援センター(SSSC):奈良先端大にSSSCを設け、5つの研究支援部門(力学測定/顕微操作、イメージング、画像解析/数理シミュレーション、構造解析/オミクス、化学分析)を設置する。SSSCでは、共通機器による構造力学的解析支援の他、共同研究コンサルタント、技術ワークショップによる解析技術共有、若手研究者の技術習得支援を行う。 (3)次世代人材育成:博士研究員と博士課程大学院生を対象とした若手研究会を開催し、若手主体の研究討論の場とする。また、若手研究者に対して、所属研究室PIを主メンター、領域メンバー1名を副メンター、とするメンタリング制度を導入し、領域内の連携深化と若手育成の強化を推進する。 (4)国際活動:カナダUBC、フィンランドVTT、米国Georgia大、フランスENS de Lyon、英国ケンブリッジ大の5機関を主要海外拠点とし、これら拠点のコンタクトパーソンを加えた国際活動支援班を設置する。国際共同研究支援、海外卓越研究者の招聘、若手武者修行を含む国際人材交流を通して、国際的な「サステナブル構造システム学」の開拓を推進する。 (5)情報発信:国内外学会における研究発表、国際学術誌での成果発表を行う。さらに領域ホームページでの成果の発信、各地での展示、市民講座、サイエンスカフェ、中学校・高校への出前授業等を企画し、一般向けに積極的なアウトリーチ活動を行う。
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