研究領域 | 配偶子インテグリティの構築 |
研究課題/領域番号 |
18H05544
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
林 克彦 九州大学, 医学研究院, 教授 (20287486)
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研究分担者 |
北島 智也 国立研究開発法人理化学研究所, 生命機能科学研究センター, チームリーダー (00376641)
栗本 一基 奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (20415152)
中村 隼明 広島大学, 統合生命科学研究科(生), 准教授 (30613723)
木村 啓志 東海大学, マイクロ・ナノ研究開発センター, 教授 (40533625)
吉田 松生 基礎生物学研究所, 生殖細胞研究部門, 教授 (60294138)
吉崎 悟朗 東京海洋大学, 学術研究院, 教授 (70281003)
尾畑 やよい 東京農業大学, 生命科学部, 教授 (70312907)
小林 悟 筑波大学, 生存ダイナミクス研究センター, 教授 (90225508)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2023-03-31
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キーワード | 配偶子 / 生殖細胞 |
研究実績の概要 |
領域研究を推進するために、本年度は研究集会の開催、公募研究の採択、共同研究の支援、データベースの構築、若手研究の支援、アウトリーチ活動を以下の概要で行なった。 研究集会の開催については、若手研究集会(2021年7月5-6日、オンライン)および研究班全体の領域会議(2022年3月14ー15日、オンライン)を開催した。若手研究集会では若手研究者のほか新たに公募班として採択された研究班の発表が行われ、情報交換、共同研究、人的ネットワークの形成に貢献した。また領域会議では全研究班の代表者が研究の進捗状況を報告した。このほか外部講師によるオンラインセミナーシリーズを4回行なった。 公募研究の採択については、13件の公募班を採択した。それぞれの公募班は独自の研究技術を有しており、共同研究による領域研究が期待される。 共同研究の支援については、研究支援の担当支援班と研究班間における4件の共同研究のほか、研究班間の共同研究を9件の支援を行なった。領域内の研究班が共有できるデーターベースおよび解析サーバを継続的に運用した。 若手研究者の支援については、新型コロナウィルスの影響で海外派遣が難しいことから、in-house grantを創設して、領域研究の推進に資する若手研究を募集した。応募があった若手研究のうち3件について適切な予算配分を行なった。また若手研究者のキャリアデベロップメントを支援して10件の独立・昇進を達成した。 アウトリーチ活動については、学会の共催等を2件行い、総括班研究代表者が他大学や高校への出張講義のほかスーパーサイエンススクールの運営にも関わった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究集会の開催、公募研究の採択、共同研究の支援、データベースの構築。アウトリーチ活動はほぼ研究計画書の通りに行われており、おおむね順調に進展していると考えられる。とりわけ共同研究についてはマイクロデバイスを用いた研究成果が出つつあり、総括班としての活動も実を結びつつある。一方、新型コロナウィルスの影響により若手研究者を海外に派遣することが難しいことが計算外であった。この間、海外の研究者をオンラインでセミナーに招聘して、若手が海外研究グループと接触する機会を作った。また使用できない旅費については、若手支援の一環として若手が独自に考えた研究を支援する研究費として運用した。これらにより海外に派遣できないものの、若手研究者の育成に尽力した。
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今後の研究の推進方策 |
今後も研究計画書の記載内容に準じて、研究集会の開催、公募研究の採択、共同研究の支援、データベースの構築、若手研究の支援、アウトリーチ活動を行い、領域研究を推進する。最終年度となる令和4年度には国際シンポジウムが企画されており、本領域の成果を内外に発信するとともに、当該分野をリードする各国の研究者を招聘して情報交換・人的ネットワークの形成を行う。また新型コロナウィルスが一段落することが予想されるため、積極的に若手研究者を海外に派遣して、若手研究者の育成を推進する。
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