研究領域 | スピン流の創出と制御 |
研究課題/領域番号 |
19048010
|
研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
高梨 弘毅 東北大学, 金属材料研究所, 教授 (00187981)
|
研究分担者 |
大谷 義近 東京大学, 物性研究所, 教授 (60245610)
大野 裕三 東北大学, 電気通信研究所, 准教授 (00282012)
小野 輝男 京都大学, 化学研究所, 教授 (90296749)
田中 雅明 東京大学, 工学系研究科, 教授 (30192636)
前川 禎通 東北大学, 金属材料研究所, 教授 (60005973)
|
キーワード | 磁性 / スピンエレクトロニクス / ナノ材料 / スピン流 / 物性機能 |
研究概要 |
本特定領域では、スピン流の生成と消滅、そしてそれらを通して生じる物理的信号の変換制御に関わる学理を確立し、新規なデバイス応用への可能性を探索することを目的としている。総括班は、本領域全体のコーディネータ的役割を果たし、同時に内部評価を行う。本年度も計画研究および公募研究の代表者および関係者が一堂に会する研究会を夏冬2回開催した。夏の研究会は2009年8月9-11日に札幌で開催され、128名の参加があった。計画研究、公募研究ともに現在の進捗状況について発表があり、各代表者グループ間の相互理解を深め、活発な議論を行った。冬は2010年1月13-14日に東京で開催され、148名が参加者し、各代表者から本年度の成果報告が行われた。研究会に合わせて総括班会議を行い、領域の運営方針や共同研究の進め方、公募研究のあり方、成果発信の方法などについて討論した。また、研究協力者から助言を受け、研究については概ね順調に進んでいるとの評価を得たが、若手のより一層の育成と強化をすべきとの反省点が挙げられた。2009年11月29日-12月1日には、物性科学に関係する7つの特定領域の合同研究会(物性科学領域横断研究会「凝縮系科学の最前線」)に参画し、特定領域間の交流も行った。また、東北大学で開催された国際ワークショップ「Spin Currents」や、日本金属学会公募シンポジウム「スピン流の創出と制御のための材料創製と評価」など、関連のワークショップや講演会、シンポジウムを協賛した。ホームページの随時更新や専用のメーリングリストを用いた領域内外での情報交換にも努めた。2009年9月および2010年3月にはニュースレター第4号および第5号を発行した。2010年3月には本年度の成果報告書を英文の冊子体としてまとめ、特に海外に対する成果発信にも留意した。
|