5月に領域全体会議を開催した。領域代表より領域全体の方向性の確認の後、計画研究と公募研究グループ代表者よりそれぞれの研究計画を発表、総括班と質疑応答の後、アドバイスを受けた。同時期に総括班会議を開催し、これまでの成果ならびに今後の研究推進計画について説明し、評価委員と緊密な議論を交わした。また平成21年1月には、公開シンポジウムを開催した。計画研究、公募研究、班間・班内共同研究の実施状況を中心とした発表を行い、領域の研究方針との整合性における位置づけと領域内連携研究の達成度を明確にするための議論をおこなった。8月には、国際評価委員であるカナダ・トロント大Sajeev John教授を招聘し、最新の研究成果発表と世界的な研究動向についての情報交換を行い、国際評価委員としての評価ならびにアドバイスを受けた。また異分野の専門家も参画できるようなシンポジウム、研究会、企画講演会などの主催・共催を積極的に検討した。例えば1月には、「プラズモニクス・チュートリアル」と題した一般向けの講習会を開催した。本特定領域のホームページ(http://photomolecule.net/) を順次改定し、研究概要・項目、およびシンポジウム開催告知などの内容をさらに充実させた。また、研究経過ならびに成果、および研究活動報告についての積極的な公開を行うために、webページ上でのニュースレター発行、研究内容説明を行った。また、連携を計画班内、班間にて深めるだけでなく、公募班とも一体化した体制を構築し、シナジェティックな協調効果が発揮できるように班会議を開催した他、個別の連絡がスムーズになされる体制を構築した。
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