研究概要 |
研究開始初年度および中間評価の結果にもとづいて計画されている配列ナノ空間を利用した新物質科学の申請書"配列ナノ空間を利用した新物質科学:ユビキタス元素戦略"ならびにそれらの中間報告書に即してH22年度の研究計画班の研究内容を十分に議論して重点課題を決定した。また、現在の状況で進めるべき研究を審議して、H22年度に遂行可能な研究を効率的に進めることができる協力体制を整えた。研究を推進するために3日の領域会議を、6月に名古屋大学で開催した。また、8月末には、若手育成を趣旨として山形で若手研究会を開催して、25名の若手が研究会に参加した。その後、11月に物性領域間の融合を目的として、7領域物性融合研究会東京大学武田ホールで主催として開催した。1月には、H22年度第2回目の会議を大阪大学豊中キャンパスで開催した。また、その際に総括班会議を開催して、現状を把握するとともに今後の研究計画を議論した。本特定領域研究の研究期間全体を考えて、今後の領域研究会の日時ならび場所などを決定した。さらに、評価・助言をお願いしている先生方と連絡を密にとることにより、研究計画が順調に進行するように運営した。この他、研究の内容・研究の意義・研究の進捗状況および成果などを、広く国内外に向けて発信するために、webによる領域homepageを整備するとともに、領域研究の状況などをNewsletter「配列ナノ空間を利用した物質科学:ユビキタス元素戦略(Vol.10、Vol.11、Vol.12)」として発行した。東日本大震災のために、業者の納入が間に合わず、H23年度に500,000円の繰越を行ったが、研究活動はH22年度に予定どおり遂行した。
|