研究開始初年度および中間評価の結果にもとづいて計画されている配列ナノ空間を利用した新物質科学の申請書"配列ナノ空間を利用した新物質科学:ユビキタス元素戦略"ならびにそれらの中間報告書に即してH23年度の研究計画班の研究内容を十分に議論して重点課題を決定した。また、現在の状況で進めるべき研究を審議して、H23年度に遂行可能な研究を効率的に進めることができる協力体制を整えた。研究を推進するために3日の領域会議を、東日本大震災を配慮して、5月にチェコのISIC16に合体させて開催した。また、7月には、若手育成を趣旨として東北大学で若手研究会を開催して、30名の若手が研究会に参加した。その後、11月に物性領域間の融合を目的として、7領域物性融合研究会を仙台で主催開催した。11月には、予定していた配列ナノ空間を利用した新物質科学国際会議を仙台で開催する事ができた。1月には、H23度第2回目の会議をつくば市物質材料研究機構で開催した。また、その際に総括班会議を開催して、現状を把握するとともに最終年度の研究の総括に関して議論した。また、3月に特別研究会を炭素材料を中心として東京工業大学で開催した。さらに、評価・助言をお願いしている先生方と連絡を密にとることにより、研究計画が順調に進行するように運営した。この他、研究の内容・研究の意義・研究の進捗状況および成果などを、広く国内外に向けて発信するために、webによる領域homepageを整備するとともに、領域研究の状況などをNewsletter「配列ナノ空間を利用した物質科学:ユビキタス元素戦略(Vol.13、Vol.14、Vol.15)」として発行した。
|