研究概要 |
平成19年度~23年度に実施した特定領域研究「カーボンナノチューブナノエレクトロニクス」で得られた以下の成果を、国際会議形式で報告するとともに、会議プロシーディングおよび成果報告書(冊子体)にまとめた。 多くの特長と高い可能性を有するカーボンナノチューブに関して、デバイス、成長、評価、理論の各分野の専門家を結集し、ナノエレクトロニクス実現に向けて有機的に連携して研究を推進する体制を構築した。本体制により、重要な課題であった半導体カーボンナノチューブの選択成長に関して、その可能性多明らかにするとともに、ナノチューブの電気特性、光学特性、機械的特性等の基礎物性について,理論・実験の両面から解明した。さらに最大規模の高速カーボンナノチューブ薄膜トランジスタ集積回路や高感度バイオセンサーの実現等のデバイス展開の可能性も明らかにすることができた。またこれら世界を先導するすぐれた研究を通して、多くの若手研究者を育成することができた。
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