研究概要 |
公募班員を加えて3年目となり,順調に研究が進行している。本特定領域研究の公式ホームページ(http://protein.k.u-tokyo,ac.jp/index.html)においては,最新の成果をわかりやすく紹介するページを設け,情報発信を行っている。 大学院生,若手研究者の研究交流のために,21年度に引き続き,第3回若手ワークショップを7月1-3日に福岡で開催した。57が参加し,若手のみのワークショップであったにもかかわらず,極めてレベルの高い研究成果発表と,活発な討論が行われた。続いて9月13-16日に奈良で本特定領域主催の国際シンポジウム「The 3rd International Symposium on Protein Community」を開催した。海外から19名を招待し,講演47演題,ポスター発表137演題,参加者総数270名の大規模な国際会議となった。学生,ポスドクの発表を対象とするポスター賞の選考が行われ,大賞と優秀賞が選ばれた。わが国の学生・若手研究者と欧米の超一流の研究者との間で熱い議論が交わされ,本研究集会の重要な目的の一つである,世代を超えた理想的な交流が行われた。本会議の内容は,Rick Morimoto, Arnold Driessen, Ramanujan Hegde, Thomas Langerの共同執筆によるmeeting reportがNature誌の姉妹誌「Nature Structural and Molecular Biology」誌の1月号に掲載された。 また,本特定領域研究に関わる情報交換と情報発信,成果公開等を目的とする領域ニュースレターの第6号と第7号を発行した。編集者は田口英樹,発行人は遠藤が担当した。
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